みぞおちにしこりができる原因(痛くない場合) ガスの溜まり みぞおちのあたりの大腸でガスが溜まっていることが原因でしこりになっていることが疑われます。 大腸の位置は下腹部にあると思われていますが、一部はみぞおちの下あたりまで広がっているのです。 特にみぞおちの左下あたりに膨らみやしこりがある場合は横行結腸という大腸の部分でガス溜まりが発生していることが考えられます。 筋肉の凝り 姿勢が悪い状態を長時間続けていると、みぞおちあたりの腹部に筋肉の凝りが生じ、しこりのように感じてしまうことがあります。 長い時間デスクワークでパソコンに向かっていたという心当たりはないでしょうか。 このように背中が丸まったような不自然な状態を続けていると、筋肉が緊張し血行の流れが悪くなってしまいます。 これにより、みぞおちに周りの筋肉が凝り、しこりが生じてしまうのです。 粉瘤(アテローム) 粉瘤とは皮膚の良性腫瘍の一種で、古くなった角質や皮脂が皮膚の下に溜まっていくことで生じます。 良性の腫瘍なので、悪化するとがんにつながるなどの悪さをするわけではありません。 この粉瘤は、全身のさまざまな部位に生じる可能性があり、みぞおちにできるとしこりができているように感じてしまいます。 粉瘤の場合、しこりの大きさは数mmから数十cmとさまざまで、通常は痛みやかゆみはありません。 しかし、放っておくと次第に大きくなっていくケースが多いので、早めに病院で切除してもらうことをおすすめします。 また、中に膿が溜まっていて、独特に臭いを発することも多いです。 参考: 脂肪腫 脂肪腫も良性腫瘍で、皮膚の下で脂肪がかたまってしまうことにより起こります。 弾力性のあるしこりになるのが特徴で、痛みやかゆみなどを感じることはありません。 大きくなると数十cmもの大きさになるので、脂肪腫も早めに切除してもらうといいでしょう。 大動脈瘤 大動脈瘤とは、胸部や腹部の大動脈が大きくなり、こぶ状になってしまったものです。 多くの場合、痛みを感じることはなく、しこりのようなこぶが発見されることで発覚するケースが多いです。 大動脈瘤ができる明確な原因は未だ明らかになっていませんが、高血圧や遺伝が原因であると考えられています。 こぶが大きくなってくると、気管や食道を圧迫して呼吸困難、食べ物を飲み込むのが困難になることがあるので注意しなければなりません。 みぞおちにしこりができる原因(押すと痛い場合) 剣状突起 みぞおちにしこりを感じる原因の中で最も可能性が高いのが剣状突起によるしこりです。 剣状突起とは、胸の骨の一部で胸骨体の下側に存在します。 形状は薄く平たい突起のような形をしており、みぞおちのあたりに存在します。 この剣状突起の大部分は軟骨でできており、みぞおちにしこりを感じるのはこの剣状突起の軟骨である可能性が高いのです。 ただ、すべての人が剣状突起のしこりを感じるというわけではなく、微妙な骨の向きや形、腹部のへこみ具合などで全くしこりがないという方もいます。 また、剣状突起は40歳を過ぎたあたりから軟骨が硬くなり骨化していきます。 剣状突起によるしこりの場合は、しこり部分を押すと痛みが生じることもあります。 みぞおちの奥には神経が多く存在します。 しこりを押すことでこの神経が圧迫されてしまうと痛みを感じてしまうのです。 このように剣状突起は何か特別な病気というわけではなく、誰にでも生じる可能性のある軟骨の突起です。 押すと痛みがあるからといって慌てずに、どうしても気になるようであれば病院で受診するといいでしょう。 参考: みぞおちにしこりができる原因(何もしなくても痛い場合) 漏斗胸(ろうときょう) 漏斗胸とは、みぞおちの上あたりの前胸部がへこんでしまう病気です。 漏斗胸の7割ほどは子供で発症するとされています。 漏斗胸になると、みぞおちや胸が痛くなることもあります。 他にも、疲れやすくなったり、すぐに息が上がってしまうといったような症状もあらわれます。 逆流性食道炎 逆流性食道炎は胃酸が逆流し、食道の粘膜で炎症や潰瘍を起こしてしまう病気です。 逆流性食道炎は以下のようにさまざまな症状を引き起こします。 みぞおちや喉の腫れ、しこり• 吐き気• げっぷが出やすくなる• 咳が出る• 喉に違和感がする• 口臭がする• 胸焼け 特に最近は食生活の欧米化に伴って、20〜30代の若い世代でも発症することが多くなってきています。 上記のような症状があらわれる場合は逆流性食道炎ではないか疑うようにしましょう。 参考: 内臓の病気によるみぞおちのしこり みぞおちの近くには、肝臓、膵臓、胃などさまざまな内臓が存在します。 これらの内臓が悪くなることでしこりが生じていることも考えられます。 そこで、ここではみぞおちのしこりの原因となる内臓の病気をお伝えしていきます。 肝硬変 肝硬変とは、肝臓が硬く変化してしまい肝臓が機能しなくなってしまう病気です。 初期症状は軽い体調不良のように、体がだるくなったり、便秘や下痢、食欲低下などが起こります。 その後、皮膚や目が黄色くなる黄疸が見られるようになったり、胃静脈瘤や食道静脈瘤を作り、みぞおちあたりにしこりを感じられるようになります。 肝硬変の原因は肝炎ウイルスの感染やアルコールの過剰摂取であるケースが多いです。 肝臓がん 肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれており、肝臓が悪くなっても症状が出にくいことで有名です。 つまり、本当に肝臓が悪くなってからでないと自覚症状があらわれず、肝臓の病気は発見が遅れてしまうのです。 なので、肝臓がんも末期になってから見つかることが多く深刻な病気となっています。 肝臓がんの初期の段階ではほとんど自覚症状はなく、徐々に以下のような症状があらわれてきます。 みぞおちのしこり• 体がだるくなる• 尿の色が濃くなる• 体がむくむ• 便秘や下痢• 微熱が出る 肝臓がんは肝硬変が悪化して発症するケースが多いので、肝硬変の症状にもあわせて注意する必要があります。 また、肝臓が悪くなると背中の右側に痛みが生じることも多いです。 参考: 膵臓がん 膵臓は胃の後ろあたりにある臓器で、膵管の細胞ができるがんを通常、膵臓がんと呼んでいます。 初期の膵臓がんには特徴的な症状はなく、• 胃の不快感• 背中の違和感• 下痢・便秘 といった症状が表れてくるケースが多くなっています。 胃がん 胃がんは、腹痛で発見されることが多くその他にも、みぞおちのしこりや吐き気、貧血、食欲不振などの症状があらわれます。 胃がんを発症する主な原因は以下のことがあげられます。 アルコールの過剰摂取• 刺激物の過剰摂取• ストレス• ピロリ菌 参考: みぞおちのしこりは痛みがあるかないかチェックしよう みぞおちにしこりができるさまざまな原因についてお伝えしました。 しこりに痛みがあるのか、ないのかで主な原因を分類することができます。 しこりの多くの場合は剣状突起で、特に心配する必要はありません。 しかし、なかにがガンなどの病気が隠れている可能性もありますので、他に症状があらわれる場合は内科などを受診するといいでしょう。
次の鳩尾、水月、心窩とも呼ばれる。 みぞおちの内部背中側には腹腔神経叢という神経叢 がある。 東洋医学の経絡論においては、みぞおちは体の正中線上を走る任脈の「鳩尾」という経穴となっている。 みぞおちを殴るなどして衝撃を与えると強い痛みを感じる。 みぞおち奥の腹腔神経叢には多数の交感神経(神経叢)が走っており、痛覚が鋭敏なためである。 さらに衝撃で横隔膜の動きが瞬間的に止まることがあり、この場合呼吸困難に陥る。 そのためみぞおちは人体の急所の一つとなっており、ボクシングや空手、ムエタイ、柔術、杖術などの格闘技や武道ではみぞおちを狙う攻撃が重要な技術となっている。 なぜ急所なのかというと ・みぞおちの場所には みぞおち奥の腹腔神経叢には多数の交感神経(神経叢)が走っており、痛覚が鋭敏である ・みぞおちを強く押すことで横隔膜の動きを一瞬とめることができる からです。 みぞおちの様々な症状が体のどのような信号なのか見てみましょう。 しこりができると違和感を感じて気になります。 やせている人は分かりやすいようです。 ただ注意しなければならないのは、そのしこりは骨なので、あまり気にして触りすぎると折れることもあります。 あまり気になさらなくて良いでしょう。 しかし、そのしこりがしこりが大きい場合(めあすとしては5cm)は、悪性の可能性もあります。 空腹時にみぞおちが痛む この場合は胃潰瘍や十二指腸潰瘍が考えられます。 食べ物が胃に入っていない時に 胃酸が胃壁を攻撃しているからです。 胃酸を薄めるために。 みぞおちの痛みと右上腹部の痛み この場合は胆石が疑われます。 肝臓から十二指腸へ胆管と言う胆汁の通り道がありますが胆石は胆管に石ができる病気です。 みぞおちの痛みと右下腹部の痛み 右下腹部には小腸の出口と大腸の入り口がありますがこの部分に盲腸があります。 この盲腸が炎症を起こしている場合があります。 盲腸も炎症をおこすと大変な病気になることがあります。 みぞおちの鈍痛 これが一番危険です。 胃がんの可能性があります。 同時に、体重減少や食欲低下も同時に現れる事が多いです。 ただ、それで治らない場合はすぐ病院へいってください。 自律神経の乱れの場合は激しい痛みを伴う場合があります。 特に睡眠をとってください。 ・その他食中毒などの場合も痛みをともないます。 しかし、心筋梗塞、肺炎の場合もみぞおちの痛みを伴います。 注意してください。 なので胃薬をのんだり、睡眠をとってください。 夏といえば水虫の時期です。 今回は水虫について公開します。
次の上腹部に触れるしこりは、胃がん、膵(すい)がん、肝がんの可能性があります。 初期のがんでは症状があまりあらわれず、胃がんが触れる程度にまで進むと、だるさや貧血などの症状を伴うのがふつうです。 右上腹部のこぶは、肝臓、胆嚢(たんのう)、結腸、腎臓などのがんである可能性があります。 胆嚢がはれて触れる場合は、痛みや黄疸(おうだん)を伴うのがふつうですが、高齢者では痛みをうったえないこともあります。 膵臓では、以前に受けた外傷がもとで大きくはれるものがあります。 左上腹部のしこりは、脾(ひ)臓や腎臓の腫瘍、囊胞腎(のうほうじん)などが原因になります。 腹の中央部にかたいこぶが触れ、脈といっしょに拍動している場合は、大動脈瘤(りゅう)が疑われます。 女性で下腹部にしこりが触れる場合、まず妊娠の可能性を考えます。 病気としては、卵巣嚢腫(のうしゅ)や子宮筋腫(きんしゅ)があり、非常に大きくなる場合があります。 右下腹部のこぶとしては、虫垂炎のあとの場合がありますが、回盲部がんとの区別は容易ではありません。 医療機関を受診しましょう。 左下腹部には、直腸がんやS状結腸がんを触れる可能性があり、医療機関を受診したほうがよいでしょう。 遊走腎といって、腎臓が非常に動きやすく、腹であちこち位置を変え、こぶとして触れる場合があります。 大便が腹にたまってこぶのように感じられる場合も、移動性のものであり、心配はありません。
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