提督 修羅場 ss。 [B! あやめ速報] 【安価】提督「ドロドロが止まらない」【修羅場注意】 : あやめ速報

【安価】提督「ドロドロ」【修羅場注意】 : 艦隊これくしょん SS

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提督「う~む……大本営からケッコン(仮)の書類一式と指輪がとどいたのだが……」 提督「どうしたものかなぁ~……うーん……」 提督「俺が提督に就任して約半年。 幾重もの戦いを乗り越えた結果、所属してる艦娘達と確かな絆を得るようにまでなった」 提督「だから俺自身、ケッコンするのもやぶさかではない。 vip2ch. ケッコン(仮)について悩んでおられたのですね」 提督「ああ。 情けない事にこの手の事になると俺は優柔不断でさぁ……どうしても一人決められなくて………」 榛名「なるほど…そうですね………」 榛名「………」 榛名「提督……榛名は提督のことを信じています」 提督「えっ、榛名……?」 榛名「提督はこれまで正しい判断をしてくれました」 榛名「鎮守府の運営。 艦隊編成の采配及び戦闘指揮。 それらを常に最良の手を選び。 榛名達を導いてくれましたよね」 榛名「その甲斐もあり、これまで誰も撃沈することなく深海棲艦相手に勝利し続けることができました」 榛名「だから榛名は提督のことを信じています。 ケッコンをした艦は燃費が減るという話は本当でしょうか?」 提督「ああ、そうらしいな。 具体的には燃料弾薬の消費が15%軽減されるとか」 榛名「…そうなのですか」 榛名「………」 榛名「ちなみに、榛名はよく食べますよ?」 提督「えっ?」 榛名「榛名はよく食べると言ったのです」 提督「え、えっと……まぁ、そうだな。 お前は戦艦だし……」 榛名「はい。 しかも改二になってから一層食べるようになりました」 提督「ま、まぁ……そうだな」 榛名「はい。 長門型に匹敵するほどの大食いになってしまいました」 提督「まぁ、その分パワーアップしたんだし……多少はね?」 榛名「でも大食いは大食いです。 榛名には色々と助けられてるし。 忘れるところだったぜ………おい、提督! 最近アタシを酷使し過ぎじゃねぇのか?」 提督「えっ、どういう意味だ?」 摩耶「アタシを戦闘に参加させ過ぎだって意味だよ!!」 提督「そ、そうかな……?」 摩耶「そうだよ!! 夏のSN作戦しかり、重要海域攻略の時はいつもアタシを編成に加えてるじゃねぇか!!」 提督「そういえばそうだったかも………」 摩耶「赤疲労でも無理矢理アイス食わせて出撃させやがって………アタシを消耗品か何かと勘違いしてねぇか!?」 提督「す、すまんかった! ウチの鎮守府で対空カットインできるのお前しかいないからつい………」 摩耶「まぁ、この摩耶様が強いからっていう理由はわかるけどよぉ。 それにしたって限度ってもんがあんだろうが!」 提督「す、すまない……」 摩耶「これじゃあ資材にも優しくないだろ。 鎮守府が火の車になっても知らねぇからな」 提督「いや、流石にそれは心配ないよ。 そこに書いてあるグラフに最も燃料弾薬を消費してる艦娘が書かれてるだろう?」 提督「あっ、うん………」 摩耶「そこで一か月に一番資材を食ってる艦娘の名前書いてあるだろ。 何て書いてある?」 提督「……摩耶になってるな」 摩耶「そういうことだ。 誰とケッコンするか決められないでいるのだろう?」 提督「くっ……! そ、その通りだ……」 磯風「そんなことではこの鎮守府を預かる身として失格だぞ司令」 磯風「司令官たる者、迅速なる判断と決断力が求められる」 磯風「私的な案件とはいえ、即決できない弱い精神でどうする? 軍人として恥ずべきことだ」 提督「ううっ……耳が痛いな……」 磯風「貴方の事を想ってる者のためにも、さっさと決断するべきだ」 提督「ぐぬぬ………正論だぁ~……で、でもよぉ~……!」 磯風「………」 磯風「ところで司令。 心配してくれてありがとうな」 浜風「もしかして、噂のケッコンカッコカリの件で悩んでいるのですか?」 提督「やはりお前も知っていたか………」 浜風「心中お察しします。 ドガガガガガガガ!!! ドカーン!! ここの鎮守府の提督さんは貴方でしょうか?」 提督「えっ、誰だあんたは!?」 ???「どうも初めまして。 私、通りすがりの緑の事務員という者です」 提督「み、緑の事務員………?」 緑の事務員「はい。 できることなら全員とケッコンしたいどさえ思ってる……そうでしょう?」 提督「そ、それは………」 緑の事務員「そんな提督さんの苦悩を解決する方法はただ一つ。 素直に指輪を購入すれば全て解決するじゃないですか」 提督「で、でも! 指輪は一つ700円もするんですよ! 少し高くはないですか?」 緑の事務員「本物の指輪に比べたらはるかに安いじゃないですか」 提督「そりゃそうですけど……」 提督「今持ってる指輪は一つ。 緑の事務員「………クククククク」ニヤリ 緑の事務員「このSSをお読みの提督のみなさん。 艦隊これくしょん~艦これはDMM内にて絶賛稼働中です」 緑の事務員「無料でもお楽しみできますが、課金する事により一層楽しめるようになりますよ」 緑の事務員「今なら、所定の金額を払うことにより、無料で艦娘とのケッコン及び母港&ドッグ拡張等も行えます」 緑の事務員「秋イベも間もなく始まります。 クソSS失礼しました。 秋イベに向けて、気合入れの意味も込めて書きました。 艦これ初めて数が月経ちましたが、未だに嫁艦が絞り切れません。 vip2ch. メタ情報•

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[B!] 提督「いやー鎮守府に帰るの久しぶりだなー」 : あやめ速報

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叢雲「ちょっと話があるんだけど」 吹雪「なあに叢雲ちゃん。 叢雲「私は今、話したいの」 吹雪「…………何かな?」 溜息を吐きながら吹雪は妹を見た。 彼女の顔は一目で分かる程怒りに満ちていた。 叢雲「あいつが全部白状したわ。 あんたとのことを」 吹雪「あいつって誰?」 叢雲「ッ! 司令官よ!」 吹雪「……ふ~ん。 司令官、話しちゃったんだ」 悪びれる様子も無く、吹雪はニヤニヤといった表情で言った。 だから司令官が悲しそうにしてるのは耐えられない」 吹雪「だからね、妹の不始末はお姉ちゃんである私が何とかしなきゃって思ったんだ」 吹雪「叢雲ちゃんがしてあげられなかったこと、私がしてあげたら司令官凄く満足そうだったよ」 叢雲の顔が真っ赤に染まり、頭の中があらゆる感情でかき回された。 吹雪「けどゴメンね。 私が最初に司令官の想いを受け止めてあげちゃって」 叢雲「ッ!」 叢雲の頭の中をごちゃごちゃにしていた感情が瞬時に激しい怒りのみへと変わった。 その時は私が勢いに任せてですけど……」 羽黒「でも今のは司令官さんからしてくれました。 コンコン 羽黒「はい……あっ、初霜ちゃん」 初霜「ゴメンなさい羽黒さん。 こんな遅くに」 羽黒「だ、大丈夫だよ。 何の用かな?」 初霜「うふふ。 すぐに済みます」 初霜「消えて」 その一言と共に初霜は後ろ手に隠し持っていた包丁を躊躇無く羽黒の胸元に突き刺した。 【報復】 阿賀野「最近提督さんと夫婦の営みが出来てない」 酒匂「ピャ、ピャ~……阿賀野姉大胆」 矢矧「ゲホッ、ゲホッ。 い、いきなり何を言い出すのよもう」 阿賀野「だって変なんだもん。 つい最近までは毎日のようにしてたのに……」 阿賀野「何か急にパッタリ止まっちゃったの。 もう欲求不満だよ~」ブーブー 酒匂「ま、毎日……」ピャ~ 矢矧「それだけ頑張ってたら疲れもするでしょうに。 その内また元気に再開するわよ」 阿賀野「そ~かな~? 能代はどう思う?」 能代「ん~? そうねえ、阿賀野姉に飽きたとか?」 阿賀野「え」 不穏な空気を感じ、阿賀野は思わず能代の方へ振り向いた。 矢矧「ちょ、能代姉ってば」 能代「あはは、冗談冗談」 阿賀野「も~、笑えないよそれは」 能代「ごめんてば。 じゃあ私、秘書艦の仕事があるから行くね」 ギー、バタン 酒匂「最近秘書艦のお仕事多いよね。 能代ちゃん」 矢矧「要領が良いからね能代姉は。 提督が頼るのも分かるわ」 阿賀野 そう言えば営みが止まった次の日からよね。 能代が秘書艦に抜擢されたのって 阿賀野 ……偶然よね? 酒匂「あっ、能代ちゃんまたミカン食べてる。 これも最近よく食べるなぁ」 【手遅れ】 陽炎「天津風、司令の様子はどう?」 陽炎「司令、ちょっと話したいことが……って天津風。 居たのね」 陽炎「司令から何かされたりとかしてない? ふふ」 最近の陽炎は天津風によく提督のことを聞いてきた。 可愛い妹が何か良からぬ事をされていないか気になるのだろうか。 それにしても過保護すぎるぐらい聞いてきた。 天津風「陽炎姉さん」 陽炎「ん? 何?」 天津風「私のことを心配してくれるのは嬉しいけど、大丈夫よ」 天津風「あの人はとても信頼出来る人だから、変な心配はいらないわ」 陽炎「えっ? 何言ってるの? 天津風なんか心配してないよ」 天津風「えっ……? じゃあ誰の……」 陽炎「決まってるじゃない。 司令よ」 天津風「ど、どういうこと?」 陽炎「だって私が居るのに、天津風に変に誘惑されてないか心配なんだもの」 陽炎「付き合いの長い私に言ってくれれば、色々な事をしてあげるのになぁ」 陽炎「それこそ一緒に寝たりとか、ね?」 あまりに悪びれなく言う姉の姿に天津風は堪らず左手の薬指に付けている指輪を見せた。 天津風「さっきから何言ってるのよ!! 私とあの人は!!」 陽炎「あのさぁ、あの人あの人って司令のことを呼ぶの止めなさいよ」 陽炎「正直我慢するのも限界があるんだよねえ」 笑みを浮かべた表情からうって変わって、陽炎の顔は怒りに満ちていた。 赤く腫れた箇所をさすりながら陽炎は言った。 陽炎「まっ、精々それで満足してれば」 陽炎「その時が来れば私が変わりに司令の事をあの人って呼ぶからさ」 天津風「最低……!!」 陽炎 そんな紛い物より、私はずっと良い本物を貰ったからさ 天津風に背を向け、その場を陽炎は立ち去った。 自らの腹部を愛おしそうに撫でながら。 【心配】 山城「扶桑姉さま……」 扶桑と山城の私室。 そこへ山城が悲痛な表情で乗り込んできた。 扶桑「あら? どうしたの山城。 顔色が凄く悪いわ」 山城「て、提督が今、私と別れようって……」 山城「代わりに扶桑姉さまとケッコンするから指輪を外せって……」 扶桑「あらあら」 山城「わ、わ、私、訳が分からなくて執務室から飛び出してきちゃって……!」 山城「わ、私どうしたら……提督と別れたくないです。 どうしたら良いんですか姉さま」 扶桑「もう山城ったら。 駄目じゃない」 扶桑「提督にちゃんと指輪をお返ししなくちゃ。 ね?」 山城「えっ……」 敬愛する姉の言った言葉が信じられず、山城の目は驚愕に見開いた。 山城「ね、姉さま……何を仰っているんですか……?」 扶桑「聞こえなかったの? ならもう一度言うわね」 扶桑「提督にちゃんと指輪を返しなさい」 扶桑「それとも今この場で私が貰いましょうか? 元々その予定だったのだし」 扶桑が立ち上がるのを見て、山城は反射的に左手を背に隠した。 一瞬何が起きたのか分からず、山城は呆然とした。 扶桑「いい加減にしなさい! 今まで提督を邪険に扱っていたくせに!」 山城「ね、姉さま……」 扶桑「提督の気の迷いだったの。 ずっとお慕いしていた私じゃなく、山城をケッコン相手に選んだのは」 扶桑「このままだと互いに不幸になる。 だから私は提督を必死に説得したのよ。 山城とは別れてくださいって」 扶桑「身体をはって、ね」 姉の言葉の意味を悟った山城は、扶桑を殺さんばかりに睨み付けた。 今まで生きてきて初めてのことだった。 敬愛する姉を憎しみの対象として見たのは。 扶桑「貴女でもそんな目をするのね」 扶桑「でももう遅いわ。 提督は隣に私を選んだの」 扶桑「さあ、指輪を渡しなさい」 山城「い、嫌ッ! 絶対に嫌ッ!」 扶桑「渡しなさい!!」 片付けらていた二人の部屋が滅茶苦茶になった時、扶桑の手には山城の指輪が握られていた。 扶桑「全く、分からず屋の妹を持つと不幸だわ」 扶桑「さて、あの人のところに行きましょうか。 改めて指輪をはめてもらいましょう」 扶桑が出ていった部屋には、山城が涙を流しながら倒れていた。 その瞳に光は無い。 山城「不幸、うふふふ、不幸だわ……」 ゆっくりと立ち上がった山城は静かに艤装を展開した。 向かう先は決めている。 全てを無かったことにするために。 【転落】 蒼龍「私が貴女の部屋に来た意味、分かるよね」 大鯨「はい。 何となくですが、分かります」 蒼龍「それなら話が早いわ。 もう提督のことを誑かさないでくれるかな?」 大鯨「誑かす……?」 蒼龍「惚けないで。 空母のみんなに協力してもらって、全部知ってるから」 蒼龍「私っていう恋人がいるのに、何で提督を奪おうとするかな?」 大鯨「私は誑かしていませんし、蒼龍さんから提督を奪おうとしていません」 蒼龍「この期に及んでまだそんなことを……!」 大鯨「本当ですよ? 提督自ら私のところに来てくれるんです」 大鯨「蒼龍さんとケッコンされる前からそうでしたから」 大鯨「私からの特別補給、忘れられないみたいです。 うふふ」 蒼龍「ふ、ふざけないで! 私をそんなに怒らせたいの!」 大鯨「そんなカリカリしないで下さい。 私だっていつも言ってるんです。 蒼龍さんに悪いですよって」 大鯨「それでも提督が求めて来てくれるのなら、拒む理由はありませんよね」 蒼龍「いい加減に……!!」 大鯨「そんなに言うなら蒼龍さんが満足させてあげれば良いんじゃないですか?」 大鯨「私のように特別補給で」 ガタンとテーブルがひっくり返り、蒼龍が大鯨を掴んで引き倒し、馬乗りになった。 怒りに燃える彼女から何度も叩かれながらも、大鯨の目は笑っていた。 大鯨 提督ならきっと…… 騒ぎを聞いて駆けつけた彼は蒼龍を止めるだろう。 そしてその後、自分を心配してくれるだろう。 大鯨は蒼龍から提督を奪う必要は無かった。 ケッコンする前から心は既に貰っていたのだから。 【もぬけの殻】 綾波「司令官、喜んでくれるかな?」 午後11時、殆どの艦娘が眠りにつく中、提督はまだ書類と格闘している。 少しでも彼の助けになればと綾波は手作りの夜食を手に執務室へと向かっていた。 綾波 司令官が夜食を食べ終わったら、綾波もお手伝いしなくちゃね 夜食を乗せたトレイを持つ左手の薬指にはケッコンカッコカリの指輪があった。 自然と笑みがこぼれる。 そして愛しい人の喜ぶ顔を思い浮かべながら、綾波は到着した執務室の戸を叩いた。 綾波「綾波です。 司令官、夜食を作ってきました」 気配はあるが、返事がない。 自分が居ない間に眠ってしまったのだろうか。 綾波「失礼します。 大鳳が提督に馬乗りになり、深い口付けを交わしていたのだから。 綾波「…………えっ」 トレイが手から落ち、地面へと落ちた。 食器も割れ、夜食が散乱する。 それに気付いた大鳳が口付けを終え、顔を綾波へ向けた。 大鳳「……あら。 もう戻ってきたのね」 綾波「何、してるんですか……」 わざとらしい口調だった。 服も所々がはだけ、妖艶な雰囲気を醸し出している。 大鳳に乗られたままの提督はただ綾波を見つめ、顔を真っ青にしていた。 大鳳「ごめんなさい。 貴女が戻るまでに済ませるつもりだったんだけど……」 大鳳「提督との口付けが気持ち良くてつい夢中になっちゃったの」 大鳳「綾波、貴女もする? まあ、私が済んでからになるけどね」 綾波は扉を勢いよく閉め、力が抜けたように廊下に座り込んだ。 そして再び遮断された執務室の中からは大鳳の声が聞こえてきた。 大鳳「そんなに動揺しないで提督。 綾波はもういないわ」 大鳳「心配することない。 貴方は私が守るから」 大鳳「だからもう一度、して……」 その言葉の少し後、大鳳の嬌声が執務室の中から響いてきた。 綾波は両耳を抑え、全ての音を遮断した。 自分の心臓の音が聞こえたが、不思議と落ち着いていた。 綾波 どうして司令官と大鳳さんが……? 綾波 司令官の顔は真っ青だった。 つまり無理矢理大鳳さんが……? 綾波 司令官は襲われた……? 愛しい人が襲われ、望まぬ行為を強いられている。 ならば自分がするべきことは一つだった。 綾波「司令官……綾波が、守ります」 艤装を展開をした彼女に瞳に光は無い。 その夜、提督と艦娘二人が姿を消した。 【守り神】 龍田「ねえ、最近あの娘とよく会っているわよね」 龍田「何で知っているのかって? 当然じゃない」 龍田「私はいつでも貴方のことを見ているからよ」 龍田「そ・れ・で、私に内緒でおいたをしてな~い?」 龍田「それも私がとっても許せない内容のおいたを」 龍田「し て な い か し ら?」 龍田「あの人から全部聞いたわよ。 随分と調子に乗っちゃったみたいね~」 秋津洲「龍田さんが隙だらけなだけかも。 提督に構ってあげないからこんなことになったんだよ」 龍田「私が悪いみたいな言い方は止めてもらえるかしら?」 龍田「この泥棒猫」 秋津洲「そっちこそ提督に告白されたからって調子に乗らないでほしいかも」 秋津洲「言っておくけど、私は諦める気はないから」 龍田「はあ~……獣に説得は無理ね。 時間の無駄だったわ」 ザシュ 秋津洲「何を……言って……えっ……?」 龍田「言葉が無理なら実力行使よね~」 龍田「さってと、薄汚い猫は海に捨てて~」 龍田「貴方は私と一緒よ」 龍田「身体はもう汚されちゃって、洗っても落ちそうにないから~」 龍田「せめて心だけでも、ね」 龍田「ずっと一緒よ。 あ・な・た」 【駆除】 イタリア『Buon giorno。 千歳さん、突然のことでビックリしましたか?』 イタリア『貴女だけにでも私と提督の近況をお伝えしたくて、こうしてビデオを撮っています』 イタリア『ふふっ、可愛いでしょう? 提督と私の子供達です。 まだ私のお腹に二人いるんですよ』 イタリア『私を憎んでいますか千歳さん。 提督を連れて姿を消したイタリアを』 イタリア『でも千歳さんが悪いんですよ』 イタリア『大好きな提督を独り占めするから……イタリアに譲ってくれないから』 イタリア『実力で、とも考えたんですけど、軽空母の千歳さんが戦艦のイタリアに敵うわけありません』 イタリア『無闇に傷付けたくなかったし、提督も悲しませたくなかったので……こんな形になりました』 イタリア『これが最初で最後のビデオレターです。 提督とイタリアの幸せを壊さないで下さいね』 イタリア『Arrivederci』 千歳「…………」 テレビの画面を叩き割った千歳の左手は血に染まっていた。 同時に薬指にはめられていたケッコン指輪も彼女の心境を表すかのように真っ赤だった。 翌朝、沢山の艦載機と共に軽空母千歳が姿を消した。 【奪還】 飛鷹と提督はケッコンしている。 あの隼鷹の口からして「甘ったるい」と言わせる程の熱々ぶりである。 だが二人の傍にはいつも一人の艦娘がいた。 まるゆである。 飛鷹はいつも不満げな表情を浮かべているが、提督はまるで小さな娘を可愛がるように彼女を傍に置いていた。 気になった隼鷹が折を見てまるゆに話してみると、彼女は悲しげな表情で言った。 まるゆ「お邪魔なのは分かってます。 けれどまるゆ、ここに来て不安ばかりだったのを隊長に助けてもらったんです」 まるゆ「あきつ丸さんと木曾さんにも気にかけて頂いてます。 でもやっぱりまるゆは隊長のお傍が良いんです」 まるゆ「飛鷹さんにも許可は頂いているので、もうこれ以上は……」 飛鷹が許可していると言うのなら、隼鷹の口からはもう何も言う事は出来ない。 あの不満げな表情も理解はしてるものの、本音はやっぱり提督と二人だけの生活を満喫したいのだろう。 まるゆが走り去っていくのを見て、隼鷹は姉の不満が爆発しないのを祈るばかりだった。 隼鷹 あの娘、あんな小さな身体してるけど、話してる最中目が笑ってなかったねえ 隼鷹 くわばらくわばら。 あたしはこれ以上関わるのをや~めた まるゆ 後もう少しなのに……飛鷹さん邪魔だなぁ。 最近はまるゆが眠るのを待ってるみたいだし まるゆ 知ってますか隊長。 まるゆを近代化改修に使用すると、運が上昇するそうですよ まるゆ でもまるゆは他の人達の物にはなりません…… まるゆ 隊長の物になら喜んでなります……! まるゆ 最初は触れ合って、次に唇。 最後は二人で一つになりたいです まるゆ 飛鷹さんには眠っててもらわないと駄目ですね。 まるゆが隊長の物になる為に まるゆ まるゆは傍で隊長を守ります。 うふふ 執務室に入る直前だったまるゆの表情は幼い外見に似合わない程蠱惑的だった。 しかしそれは一瞬のことで、執務室の扉を開けた時には相応の物に戻っていた。 まるゆ「隊長、飛鷹さん。 まるゆにもお手伝いさせて下さい!」 【吸収】 鹿島「龍驤さん、ここ良いですか?」 龍驤「ん~? ええで。 けど他にも席空いとるのにわざわざここに座らんでもええやんか」 鹿島「うふふ。 龍驤さんとは少しお話したいことがありまして」 龍驤「ここ食堂やで? 周りに色んな娘がおるけど、だいじょぶなんか?」 鹿島「すぐに済みますよ。 龍驤さんが私のお願いを聞いてくれたらいいんです」 龍驤「内容によるなぁ」 鹿島「簡単なことです。 私の提督さんにこれ以上ちょっかいをかけないでくれますか?」 龍驤「なんや、思ったより答えを出すのは簡単な内容やったわ」 龍驤「嫌や」 鹿島「どうしてですか? 提督さんは鹿島のとっても大事な人なんですけど」 龍驤「そんなん知らんわ。 ウチには関係ない」 鹿島「図々しい女……」ボソッ 龍驤「聞こえとるで。 こんな嫉妬深い女に好かれとるなんて、司令官もついてないなぁ」 鹿島「どうしてそんな態度が取れるんですか? 見た目同様に人の言うことが素直に聞けない子供なんですか?」 龍驤「ウチはこれでも物分りはええ方やで。 けどな、目の前にいる嫉妬深い乳デカ女の場合は別」 龍驤「あんたの束縛に疲れてる司令官をウチが癒してあげたんや。 感謝してほしいぐらいやわ」 鹿島「うるさい……」 龍驤「それにあんたが馬鹿にしてるウチの体型でも司令官は愛してくれたで? 龍驤、龍驤ってな」 瞬間、鹿島はトレイに置いてあった水入りのコップを手に取り、龍驤の頭からゆっくりかけた。 周囲の空気が凍り、視線が二人に集中する。 ずぶ濡れになった龍驤の視線の先には瞳から光を無くした鹿島だった。 鹿島「ホントにうるさい……」 静まり返った食堂の中に感情の感じられない鹿島の声が響いた。 【本性】 しおい「はあ……また私の大破が原因で撤退。 足を引っ張っちゃってるなぁ」 しおい「提督は気にするなって言ってくれるけど、これを貰った身としては気にしちゃうよ」 瑞鶴「どうしたのしおいちゃん。 溜め息吐いちゃって」 しおい「瑞鶴さん……」 瑞鶴「私で良ければ話してみなよ。 溜め込むのは駄目だって」 しおい「……はい。 提督さんに見捨てられないか心配なんだ」 しおい「うん。 こうして指輪を貰ったし、提督の役に立ちたいと思ってるんですけど」 瑞鶴「話を聞く限り、指輪がちょっとしたプレッシャーになってる感じ?」 しおい「そんな事はないですけど……」 瑞鶴「ふふ~ん。 それなら私が貰ってあげようか? それ」 しおい「えっ……」 瑞鶴「錬度最大だし、改二になって戦闘力も上がってる。 更に空母の欠点の一つである燃費も改善」 瑞鶴「良い事づくめだと思わない?」 しおい「…………」 瑞鶴「それに憧れてたんだよねえ。 ケッコン指輪を身に付けるって、どんな気分になるのかさ」 瑞鶴「ねえ、私に譲ってくれる?」 しおい「だ、駄目です! これはしおいの大事な物ですから!」 瑞鶴「……………………」 瑞鶴「な~んてね。 本気にした?」 しおい「へっ?」 瑞鶴「大事な物なら弱気にならないで、必死に頑張りな。 提督さんも期待してるんだから」 しおい「瑞鶴さん……」 瑞鶴「私も付いててあげるからさ、一緒に頑張ろうよ。 次こそは絶対あいつ等をやっつけてやりましょう」 しおい「は、はい! しおい頑張ります!」 瑞鶴 そうよ。 私が付いててあげる 瑞鶴 しおいちゃんは私の身代わりに……被害担当艦になってもらわなくちゃ。 瑞鶴 その時が来たら、全部私が引き継ぐからね。 大好きな提督さんも指輪も、ね 【疫病神】 卯月「武蔵さ~ん!」 そう卯月が声を掛けるとドアが開き、武蔵が出てきた。 しかし不自然なことに出てきたのは彼女の頭だけだった。 武蔵「卯月じゃないか。 どうしたんだ一体」 卯月「清霜から聞いたぴょん。 司令官が武蔵さんとこの部屋に入るのを見たって」 武蔵「清霜の奴……」ボソッ 卯月「今日は司令官と一緒にご飯食べる約束してるんだぴょん」 卯月「最近司令官と遊べてないし、頭も撫でてもらってないぴょん。 正直言って不満沢山だぴょん」 卯月「だから~、うーちゃんは今日こそは司令官と一緒に過ごすんだぴょん」 武蔵「ふふっ、それは悪いことをした。 肝心の提督だが、今は寝てしまってるんだ。 大事な相談中だというのに全く困ったものだ」 卯月「ぷっぷくぷ~! だらしない司令官だぴょん。 うーちゃんが起こしてあげようか?」 武蔵「いや、それには及ばない。 私が責任を持って起こし、卯月に送り届けよう」 武蔵「私との話の最中に寝てしまったツケをたっぷり払ってもらってからな」 卯月「およよ~、なるべく穏便にしてほしいぴょん」 武蔵「ははははっ、心配するな。 さあ、お前は先に食堂に行って待っているといい」 卯月「りょ~かいで~す。 武蔵「無邪気なことだ。 提督はもうこの武蔵の虜だというのに」 武蔵の視線の先には全裸の提督が布団に横たわっていた。 気絶しているらしく、ピクリとも動かない。 そして武蔵も衣服を纏っておらず、提督と同じように生まれたままの姿をさらしていた。 武蔵「大和ほどではないが、私も居住性には自信があるのだ。 私も大和型だからな」 武蔵「迂闊に私の気を引くからだぞ提督。 だからこうしてお前を虜にしてやったんだ」 武蔵「まだまだタップリと宿泊代を払ってもらわなくてはな。 卯月には悪いが、約束はまた後日だな」 武蔵「ふふふ……」 数日後、提督は武蔵にケッコンカッコカリの指輪を渡した。 それを知った卯月は部屋に籠もりがちになった。 大和が語ったところによると、武蔵に指輪を渡す際の提督の様子は何処か怯えたような表情だったという。 【代償】 夕立「ちょっと……!」 萩風「…………」 廊下を歩いていた萩風の前に立ちはだかったのは夕立だった。 改二の影響で紅くなった瞳が彼女を鋭い目付きで睨み付けている。 だがそれに動じることなく萩風は夕立を無視し、通り過ぎようとした。 夕立「無視する気!」 萩風「話すことはありませんから」 夕立「夕立にはある!」 萩風「……何ですか?」ハア 夕立「何で! 何であんたが指輪を持ってるの! それは夕立が貰う筈だったのに!」 萩風「初耳ですね。 司令はそんなことを一言も言ってませんでしたよ?」 夕立「あんたが提督さんを言い包めて夕立から奪ったんでしょ!」 萩風「言い掛かりは止めて下さい。 だが艤装を付けていなくても艦娘の力は凄まじい。 夕立と萩風の顔には殴られた際の痣が出来ていた。 夕立「あんたなんか大っ嫌い……!」 萩風「それはこちらの台詞です……!」 その後、この鎮守府の所属艦娘の記録に夕立と萩風の記録は無かった。 二人らしき姿が最後に目撃されたのは、出撃でもないのに艤装を付けて海に飛び出していく瞬間だった。 ちゃんとのっくをしてはいりました。 なかにはしれーとほうしょうさんがいました。 なんだかあそべそうになかったので、おじぎをしてしれーのへやからでました。 そのすこしあと、ほうしょうさんにしれーのおへやでなにをしていたのかをききました。 なんでもしれーとしょうらいかぞくになるための、だいじなことをしていたそうです。 それをきいたとき、ゆきかぜのむねがチクチクといたみました。 なぜだかわかりません! ほうしょうさんは、もしていとくとかぞくになったなら、ゆきかぜをひとりむすめとしてむかえたいといっていました。 しれーとこれからもいっしょにいられるのなら、ぜひゆきかぜもかぞくになりたいです。 そしたらゆきかぜもほうしょうさんのように、はだかでしれーとおひるねするのでしょうか? 提督「…………」 【予告】 蒼龍「あの、熊野」 熊野「…………」 蒼龍「私、提督と」 熊野「それ以上何も仰らないで下さい」 熊野「提督は蒼龍さん、貴女を選びました。 下手な慰めは相手を惨めにします」 熊野「特に、恋に関しては」 蒼龍「…………ゴメン」 熊野「構いません。 今は祝福させて頂きます」 熊野「但し、気を付けて下さいね」 蒼龍「どういう事?」 熊野「提督に好意を持っている方は多い。 例え貴女を選んだとしても素直に諦める娘達ばかりではありませんわ」 熊野「皆の望んだ立ち位置を手に入れたのなら、そこを死守しなければなりませんわ」 熊野「油断すればすぐ奪われてしまうかもしれませんわ。 うふふ」 蒼龍「成る程ね。 熊野のように」 熊野「さあ、どうでしょうか。 きっと提督も夢中になりますわ」 熊野「うふふふ……」 熊野 だから忠告したのに。 ノロマなのね 【龍の居ぬ間に】.

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[B!] 提督「いやー鎮守府に帰るの久しぶりだなー」 : あやめ速報

提督 修羅場 ss

叢雲「ちょっと話があるんだけど」 吹雪「なあに叢雲ちゃん。 叢雲「私は今、話したいの」 吹雪「…………何かな?」 溜息を吐きながら吹雪は妹を見た。 彼女の顔は一目で分かる程怒りに満ちていた。 叢雲「あいつが全部白状したわ。 あんたとのことを」 吹雪「あいつって誰?」 叢雲「ッ! 司令官よ!」 吹雪「……ふ~ん。 司令官、話しちゃったんだ」 悪びれる様子も無く、吹雪はニヤニヤといった表情で言った。 だから司令官が悲しそうにしてるのは耐えられない」 吹雪「だからね、妹の不始末はお姉ちゃんである私が何とかしなきゃって思ったんだ」 吹雪「叢雲ちゃんがしてあげられなかったこと、私がしてあげたら司令官凄く満足そうだったよ」 叢雲の顔が真っ赤に染まり、頭の中があらゆる感情でかき回された。 吹雪「けどゴメンね。 私が最初に司令官の想いを受け止めてあげちゃって」 叢雲「ッ!」 叢雲の頭の中をごちゃごちゃにしていた感情が瞬時に激しい怒りのみへと変わった。 その時は私が勢いに任せてですけど……」 羽黒「でも今のは司令官さんからしてくれました。 コンコン 羽黒「はい……あっ、初霜ちゃん」 初霜「ゴメンなさい羽黒さん。 こんな遅くに」 羽黒「だ、大丈夫だよ。 何の用かな?」 初霜「うふふ。 すぐに済みます」 初霜「消えて」 その一言と共に初霜は後ろ手に隠し持っていた包丁を躊躇無く羽黒の胸元に突き刺した。 【報復】 阿賀野「最近提督さんと夫婦の営みが出来てない」 酒匂「ピャ、ピャ~……阿賀野姉大胆」 矢矧「ゲホッ、ゲホッ。 い、いきなり何を言い出すのよもう」 阿賀野「だって変なんだもん。 つい最近までは毎日のようにしてたのに……」 阿賀野「何か急にパッタリ止まっちゃったの。 もう欲求不満だよ~」ブーブー 酒匂「ま、毎日……」ピャ~ 矢矧「それだけ頑張ってたら疲れもするでしょうに。 その内また元気に再開するわよ」 阿賀野「そ~かな~? 能代はどう思う?」 能代「ん~? そうねえ、阿賀野姉に飽きたとか?」 阿賀野「え」 不穏な空気を感じ、阿賀野は思わず能代の方へ振り向いた。 矢矧「ちょ、能代姉ってば」 能代「あはは、冗談冗談」 阿賀野「も~、笑えないよそれは」 能代「ごめんてば。 じゃあ私、秘書艦の仕事があるから行くね」 ギー、バタン 酒匂「最近秘書艦のお仕事多いよね。 能代ちゃん」 矢矧「要領が良いからね能代姉は。 提督が頼るのも分かるわ」 阿賀野 そう言えば営みが止まった次の日からよね。 能代が秘書艦に抜擢されたのって 阿賀野 ……偶然よね? 酒匂「あっ、能代ちゃんまたミカン食べてる。 これも最近よく食べるなぁ」 【手遅れ】 陽炎「天津風、司令の様子はどう?」 陽炎「司令、ちょっと話したいことが……って天津風。 居たのね」 陽炎「司令から何かされたりとかしてない? ふふ」 最近の陽炎は天津風によく提督のことを聞いてきた。 可愛い妹が何か良からぬ事をされていないか気になるのだろうか。 それにしても過保護すぎるぐらい聞いてきた。 天津風「陽炎姉さん」 陽炎「ん? 何?」 天津風「私のことを心配してくれるのは嬉しいけど、大丈夫よ」 天津風「あの人はとても信頼出来る人だから、変な心配はいらないわ」 陽炎「えっ? 何言ってるの? 天津風なんか心配してないよ」 天津風「えっ……? じゃあ誰の……」 陽炎「決まってるじゃない。 司令よ」 天津風「ど、どういうこと?」 陽炎「だって私が居るのに、天津風に変に誘惑されてないか心配なんだもの」 陽炎「付き合いの長い私に言ってくれれば、色々な事をしてあげるのになぁ」 陽炎「それこそ一緒に寝たりとか、ね?」 あまりに悪びれなく言う姉の姿に天津風は堪らず左手の薬指に付けている指輪を見せた。 天津風「さっきから何言ってるのよ!! 私とあの人は!!」 陽炎「あのさぁ、あの人あの人って司令のことを呼ぶの止めなさいよ」 陽炎「正直我慢するのも限界があるんだよねえ」 笑みを浮かべた表情からうって変わって、陽炎の顔は怒りに満ちていた。 赤く腫れた箇所をさすりながら陽炎は言った。 陽炎「まっ、精々それで満足してれば」 陽炎「その時が来れば私が変わりに司令の事をあの人って呼ぶからさ」 天津風「最低……!!」 陽炎 そんな紛い物より、私はずっと良い本物を貰ったからさ 天津風に背を向け、その場を陽炎は立ち去った。 自らの腹部を愛おしそうに撫でながら。 【心配】 山城「扶桑姉さま……」 扶桑と山城の私室。 そこへ山城が悲痛な表情で乗り込んできた。 扶桑「あら? どうしたの山城。 顔色が凄く悪いわ」 山城「て、提督が今、私と別れようって……」 山城「代わりに扶桑姉さまとケッコンするから指輪を外せって……」 扶桑「あらあら」 山城「わ、わ、私、訳が分からなくて執務室から飛び出してきちゃって……!」 山城「わ、私どうしたら……提督と別れたくないです。 どうしたら良いんですか姉さま」 扶桑「もう山城ったら。 駄目じゃない」 扶桑「提督にちゃんと指輪をお返ししなくちゃ。 ね?」 山城「えっ……」 敬愛する姉の言った言葉が信じられず、山城の目は驚愕に見開いた。 山城「ね、姉さま……何を仰っているんですか……?」 扶桑「聞こえなかったの? ならもう一度言うわね」 扶桑「提督にちゃんと指輪を返しなさい」 扶桑「それとも今この場で私が貰いましょうか? 元々その予定だったのだし」 扶桑が立ち上がるのを見て、山城は反射的に左手を背に隠した。 一瞬何が起きたのか分からず、山城は呆然とした。 扶桑「いい加減にしなさい! 今まで提督を邪険に扱っていたくせに!」 山城「ね、姉さま……」 扶桑「提督の気の迷いだったの。 ずっとお慕いしていた私じゃなく、山城をケッコン相手に選んだのは」 扶桑「このままだと互いに不幸になる。 だから私は提督を必死に説得したのよ。 山城とは別れてくださいって」 扶桑「身体をはって、ね」 姉の言葉の意味を悟った山城は、扶桑を殺さんばかりに睨み付けた。 今まで生きてきて初めてのことだった。 敬愛する姉を憎しみの対象として見たのは。 扶桑「貴女でもそんな目をするのね」 扶桑「でももう遅いわ。 提督は隣に私を選んだの」 扶桑「さあ、指輪を渡しなさい」 山城「い、嫌ッ! 絶対に嫌ッ!」 扶桑「渡しなさい!!」 片付けらていた二人の部屋が滅茶苦茶になった時、扶桑の手には山城の指輪が握られていた。 扶桑「全く、分からず屋の妹を持つと不幸だわ」 扶桑「さて、あの人のところに行きましょうか。 改めて指輪をはめてもらいましょう」 扶桑が出ていった部屋には、山城が涙を流しながら倒れていた。 その瞳に光は無い。 山城「不幸、うふふふ、不幸だわ……」 ゆっくりと立ち上がった山城は静かに艤装を展開した。 向かう先は決めている。 全てを無かったことにするために。 【転落】 蒼龍「私が貴女の部屋に来た意味、分かるよね」 大鯨「はい。 何となくですが、分かります」 蒼龍「それなら話が早いわ。 もう提督のことを誑かさないでくれるかな?」 大鯨「誑かす……?」 蒼龍「惚けないで。 空母のみんなに協力してもらって、全部知ってるから」 蒼龍「私っていう恋人がいるのに、何で提督を奪おうとするかな?」 大鯨「私は誑かしていませんし、蒼龍さんから提督を奪おうとしていません」 蒼龍「この期に及んでまだそんなことを……!」 大鯨「本当ですよ? 提督自ら私のところに来てくれるんです」 大鯨「蒼龍さんとケッコンされる前からそうでしたから」 大鯨「私からの特別補給、忘れられないみたいです。 うふふ」 蒼龍「ふ、ふざけないで! 私をそんなに怒らせたいの!」 大鯨「そんなカリカリしないで下さい。 私だっていつも言ってるんです。 蒼龍さんに悪いですよって」 大鯨「それでも提督が求めて来てくれるのなら、拒む理由はありませんよね」 蒼龍「いい加減に……!!」 大鯨「そんなに言うなら蒼龍さんが満足させてあげれば良いんじゃないですか?」 大鯨「私のように特別補給で」 ガタンとテーブルがひっくり返り、蒼龍が大鯨を掴んで引き倒し、馬乗りになった。 怒りに燃える彼女から何度も叩かれながらも、大鯨の目は笑っていた。 大鯨 提督ならきっと…… 騒ぎを聞いて駆けつけた彼は蒼龍を止めるだろう。 そしてその後、自分を心配してくれるだろう。 大鯨は蒼龍から提督を奪う必要は無かった。 ケッコンする前から心は既に貰っていたのだから。 【もぬけの殻】 綾波「司令官、喜んでくれるかな?」 午後11時、殆どの艦娘が眠りにつく中、提督はまだ書類と格闘している。 少しでも彼の助けになればと綾波は手作りの夜食を手に執務室へと向かっていた。 綾波 司令官が夜食を食べ終わったら、綾波もお手伝いしなくちゃね 夜食を乗せたトレイを持つ左手の薬指にはケッコンカッコカリの指輪があった。 自然と笑みがこぼれる。 そして愛しい人の喜ぶ顔を思い浮かべながら、綾波は到着した執務室の戸を叩いた。 綾波「綾波です。 司令官、夜食を作ってきました」 気配はあるが、返事がない。 自分が居ない間に眠ってしまったのだろうか。 綾波「失礼します。 大鳳が提督に馬乗りになり、深い口付けを交わしていたのだから。 綾波「…………えっ」 トレイが手から落ち、地面へと落ちた。 食器も割れ、夜食が散乱する。 それに気付いた大鳳が口付けを終え、顔を綾波へ向けた。 大鳳「……あら。 もう戻ってきたのね」 綾波「何、してるんですか……」 わざとらしい口調だった。 服も所々がはだけ、妖艶な雰囲気を醸し出している。 大鳳に乗られたままの提督はただ綾波を見つめ、顔を真っ青にしていた。 大鳳「ごめんなさい。 貴女が戻るまでに済ませるつもりだったんだけど……」 大鳳「提督との口付けが気持ち良くてつい夢中になっちゃったの」 大鳳「綾波、貴女もする? まあ、私が済んでからになるけどね」 綾波は扉を勢いよく閉め、力が抜けたように廊下に座り込んだ。 そして再び遮断された執務室の中からは大鳳の声が聞こえてきた。 大鳳「そんなに動揺しないで提督。 綾波はもういないわ」 大鳳「心配することない。 貴方は私が守るから」 大鳳「だからもう一度、して……」 その言葉の少し後、大鳳の嬌声が執務室の中から響いてきた。 綾波は両耳を抑え、全ての音を遮断した。 自分の心臓の音が聞こえたが、不思議と落ち着いていた。 綾波 どうして司令官と大鳳さんが……? 綾波 司令官の顔は真っ青だった。 つまり無理矢理大鳳さんが……? 綾波 司令官は襲われた……? 愛しい人が襲われ、望まぬ行為を強いられている。 ならば自分がするべきことは一つだった。 綾波「司令官……綾波が、守ります」 艤装を展開をした彼女に瞳に光は無い。 その夜、提督と艦娘二人が姿を消した。 【守り神】 龍田「ねえ、最近あの娘とよく会っているわよね」 龍田「何で知っているのかって? 当然じゃない」 龍田「私はいつでも貴方のことを見ているからよ」 龍田「そ・れ・で、私に内緒でおいたをしてな~い?」 龍田「それも私がとっても許せない内容のおいたを」 龍田「し て な い か し ら?」 龍田「あの人から全部聞いたわよ。 随分と調子に乗っちゃったみたいね~」 秋津洲「龍田さんが隙だらけなだけかも。 提督に構ってあげないからこんなことになったんだよ」 龍田「私が悪いみたいな言い方は止めてもらえるかしら?」 龍田「この泥棒猫」 秋津洲「そっちこそ提督に告白されたからって調子に乗らないでほしいかも」 秋津洲「言っておくけど、私は諦める気はないから」 龍田「はあ~……獣に説得は無理ね。 時間の無駄だったわ」 ザシュ 秋津洲「何を……言って……えっ……?」 龍田「言葉が無理なら実力行使よね~」 龍田「さってと、薄汚い猫は海に捨てて~」 龍田「貴方は私と一緒よ」 龍田「身体はもう汚されちゃって、洗っても落ちそうにないから~」 龍田「せめて心だけでも、ね」 龍田「ずっと一緒よ。 あ・な・た」 【駆除】 イタリア『Buon giorno。 千歳さん、突然のことでビックリしましたか?』 イタリア『貴女だけにでも私と提督の近況をお伝えしたくて、こうしてビデオを撮っています』 イタリア『ふふっ、可愛いでしょう? 提督と私の子供達です。 まだ私のお腹に二人いるんですよ』 イタリア『私を憎んでいますか千歳さん。 提督を連れて姿を消したイタリアを』 イタリア『でも千歳さんが悪いんですよ』 イタリア『大好きな提督を独り占めするから……イタリアに譲ってくれないから』 イタリア『実力で、とも考えたんですけど、軽空母の千歳さんが戦艦のイタリアに敵うわけありません』 イタリア『無闇に傷付けたくなかったし、提督も悲しませたくなかったので……こんな形になりました』 イタリア『これが最初で最後のビデオレターです。 提督とイタリアの幸せを壊さないで下さいね』 イタリア『Arrivederci』 千歳「…………」 テレビの画面を叩き割った千歳の左手は血に染まっていた。 同時に薬指にはめられていたケッコン指輪も彼女の心境を表すかのように真っ赤だった。 翌朝、沢山の艦載機と共に軽空母千歳が姿を消した。 【奪還】 飛鷹と提督はケッコンしている。 あの隼鷹の口からして「甘ったるい」と言わせる程の熱々ぶりである。 だが二人の傍にはいつも一人の艦娘がいた。 まるゆである。 飛鷹はいつも不満げな表情を浮かべているが、提督はまるで小さな娘を可愛がるように彼女を傍に置いていた。 気になった隼鷹が折を見てまるゆに話してみると、彼女は悲しげな表情で言った。 まるゆ「お邪魔なのは分かってます。 けれどまるゆ、ここに来て不安ばかりだったのを隊長に助けてもらったんです」 まるゆ「あきつ丸さんと木曾さんにも気にかけて頂いてます。 でもやっぱりまるゆは隊長のお傍が良いんです」 まるゆ「飛鷹さんにも許可は頂いているので、もうこれ以上は……」 飛鷹が許可していると言うのなら、隼鷹の口からはもう何も言う事は出来ない。 あの不満げな表情も理解はしてるものの、本音はやっぱり提督と二人だけの生活を満喫したいのだろう。 まるゆが走り去っていくのを見て、隼鷹は姉の不満が爆発しないのを祈るばかりだった。 隼鷹 あの娘、あんな小さな身体してるけど、話してる最中目が笑ってなかったねえ 隼鷹 くわばらくわばら。 あたしはこれ以上関わるのをや~めた まるゆ 後もう少しなのに……飛鷹さん邪魔だなぁ。 最近はまるゆが眠るのを待ってるみたいだし まるゆ 知ってますか隊長。 まるゆを近代化改修に使用すると、運が上昇するそうですよ まるゆ でもまるゆは他の人達の物にはなりません…… まるゆ 隊長の物になら喜んでなります……! まるゆ 最初は触れ合って、次に唇。 最後は二人で一つになりたいです まるゆ 飛鷹さんには眠っててもらわないと駄目ですね。 まるゆが隊長の物になる為に まるゆ まるゆは傍で隊長を守ります。 うふふ 執務室に入る直前だったまるゆの表情は幼い外見に似合わない程蠱惑的だった。 しかしそれは一瞬のことで、執務室の扉を開けた時には相応の物に戻っていた。 まるゆ「隊長、飛鷹さん。 まるゆにもお手伝いさせて下さい!」 【吸収】 鹿島「龍驤さん、ここ良いですか?」 龍驤「ん~? ええで。 けど他にも席空いとるのにわざわざここに座らんでもええやんか」 鹿島「うふふ。 龍驤さんとは少しお話したいことがありまして」 龍驤「ここ食堂やで? 周りに色んな娘がおるけど、だいじょぶなんか?」 鹿島「すぐに済みますよ。 龍驤さんが私のお願いを聞いてくれたらいいんです」 龍驤「内容によるなぁ」 鹿島「簡単なことです。 私の提督さんにこれ以上ちょっかいをかけないでくれますか?」 龍驤「なんや、思ったより答えを出すのは簡単な内容やったわ」 龍驤「嫌や」 鹿島「どうしてですか? 提督さんは鹿島のとっても大事な人なんですけど」 龍驤「そんなん知らんわ。 ウチには関係ない」 鹿島「図々しい女……」ボソッ 龍驤「聞こえとるで。 こんな嫉妬深い女に好かれとるなんて、司令官もついてないなぁ」 鹿島「どうしてそんな態度が取れるんですか? 見た目同様に人の言うことが素直に聞けない子供なんですか?」 龍驤「ウチはこれでも物分りはええ方やで。 けどな、目の前にいる嫉妬深い乳デカ女の場合は別」 龍驤「あんたの束縛に疲れてる司令官をウチが癒してあげたんや。 感謝してほしいぐらいやわ」 鹿島「うるさい……」 龍驤「それにあんたが馬鹿にしてるウチの体型でも司令官は愛してくれたで? 龍驤、龍驤ってな」 瞬間、鹿島はトレイに置いてあった水入りのコップを手に取り、龍驤の頭からゆっくりかけた。 周囲の空気が凍り、視線が二人に集中する。 ずぶ濡れになった龍驤の視線の先には瞳から光を無くした鹿島だった。 鹿島「ホントにうるさい……」 静まり返った食堂の中に感情の感じられない鹿島の声が響いた。 【本性】 しおい「はあ……また私の大破が原因で撤退。 足を引っ張っちゃってるなぁ」 しおい「提督は気にするなって言ってくれるけど、これを貰った身としては気にしちゃうよ」 瑞鶴「どうしたのしおいちゃん。 溜め息吐いちゃって」 しおい「瑞鶴さん……」 瑞鶴「私で良ければ話してみなよ。 溜め込むのは駄目だって」 しおい「……はい。 提督さんに見捨てられないか心配なんだ」 しおい「うん。 こうして指輪を貰ったし、提督の役に立ちたいと思ってるんですけど」 瑞鶴「話を聞く限り、指輪がちょっとしたプレッシャーになってる感じ?」 しおい「そんな事はないですけど……」 瑞鶴「ふふ~ん。 それなら私が貰ってあげようか? それ」 しおい「えっ……」 瑞鶴「錬度最大だし、改二になって戦闘力も上がってる。 更に空母の欠点の一つである燃費も改善」 瑞鶴「良い事づくめだと思わない?」 しおい「…………」 瑞鶴「それに憧れてたんだよねえ。 ケッコン指輪を身に付けるって、どんな気分になるのかさ」 瑞鶴「ねえ、私に譲ってくれる?」 しおい「だ、駄目です! これはしおいの大事な物ですから!」 瑞鶴「……………………」 瑞鶴「な~んてね。 本気にした?」 しおい「へっ?」 瑞鶴「大事な物なら弱気にならないで、必死に頑張りな。 提督さんも期待してるんだから」 しおい「瑞鶴さん……」 瑞鶴「私も付いててあげるからさ、一緒に頑張ろうよ。 次こそは絶対あいつ等をやっつけてやりましょう」 しおい「は、はい! しおい頑張ります!」 瑞鶴 そうよ。 私が付いててあげる 瑞鶴 しおいちゃんは私の身代わりに……被害担当艦になってもらわなくちゃ。 瑞鶴 その時が来たら、全部私が引き継ぐからね。 大好きな提督さんも指輪も、ね 【疫病神】 卯月「武蔵さ~ん!」 そう卯月が声を掛けるとドアが開き、武蔵が出てきた。 しかし不自然なことに出てきたのは彼女の頭だけだった。 武蔵「卯月じゃないか。 どうしたんだ一体」 卯月「清霜から聞いたぴょん。 司令官が武蔵さんとこの部屋に入るのを見たって」 武蔵「清霜の奴……」ボソッ 卯月「今日は司令官と一緒にご飯食べる約束してるんだぴょん」 卯月「最近司令官と遊べてないし、頭も撫でてもらってないぴょん。 正直言って不満沢山だぴょん」 卯月「だから~、うーちゃんは今日こそは司令官と一緒に過ごすんだぴょん」 武蔵「ふふっ、それは悪いことをした。 肝心の提督だが、今は寝てしまってるんだ。 大事な相談中だというのに全く困ったものだ」 卯月「ぷっぷくぷ~! だらしない司令官だぴょん。 うーちゃんが起こしてあげようか?」 武蔵「いや、それには及ばない。 私が責任を持って起こし、卯月に送り届けよう」 武蔵「私との話の最中に寝てしまったツケをたっぷり払ってもらってからな」 卯月「およよ~、なるべく穏便にしてほしいぴょん」 武蔵「ははははっ、心配するな。 さあ、お前は先に食堂に行って待っているといい」 卯月「りょ~かいで~す。 武蔵「無邪気なことだ。 提督はもうこの武蔵の虜だというのに」 武蔵の視線の先には全裸の提督が布団に横たわっていた。 気絶しているらしく、ピクリとも動かない。 そして武蔵も衣服を纏っておらず、提督と同じように生まれたままの姿をさらしていた。 武蔵「大和ほどではないが、私も居住性には自信があるのだ。 私も大和型だからな」 武蔵「迂闊に私の気を引くからだぞ提督。 だからこうしてお前を虜にしてやったんだ」 武蔵「まだまだタップリと宿泊代を払ってもらわなくてはな。 卯月には悪いが、約束はまた後日だな」 武蔵「ふふふ……」 数日後、提督は武蔵にケッコンカッコカリの指輪を渡した。 それを知った卯月は部屋に籠もりがちになった。 大和が語ったところによると、武蔵に指輪を渡す際の提督の様子は何処か怯えたような表情だったという。 【代償】 夕立「ちょっと……!」 萩風「…………」 廊下を歩いていた萩風の前に立ちはだかったのは夕立だった。 改二の影響で紅くなった瞳が彼女を鋭い目付きで睨み付けている。 だがそれに動じることなく萩風は夕立を無視し、通り過ぎようとした。 夕立「無視する気!」 萩風「話すことはありませんから」 夕立「夕立にはある!」 萩風「……何ですか?」ハア 夕立「何で! 何であんたが指輪を持ってるの! それは夕立が貰う筈だったのに!」 萩風「初耳ですね。 司令はそんなことを一言も言ってませんでしたよ?」 夕立「あんたが提督さんを言い包めて夕立から奪ったんでしょ!」 萩風「言い掛かりは止めて下さい。 だが艤装を付けていなくても艦娘の力は凄まじい。 夕立と萩風の顔には殴られた際の痣が出来ていた。 夕立「あんたなんか大っ嫌い……!」 萩風「それはこちらの台詞です……!」 その後、この鎮守府の所属艦娘の記録に夕立と萩風の記録は無かった。 二人らしき姿が最後に目撃されたのは、出撃でもないのに艤装を付けて海に飛び出していく瞬間だった。 ちゃんとのっくをしてはいりました。 なかにはしれーとほうしょうさんがいました。 なんだかあそべそうになかったので、おじぎをしてしれーのへやからでました。 そのすこしあと、ほうしょうさんにしれーのおへやでなにをしていたのかをききました。 なんでもしれーとしょうらいかぞくになるための、だいじなことをしていたそうです。 それをきいたとき、ゆきかぜのむねがチクチクといたみました。 なぜだかわかりません! ほうしょうさんは、もしていとくとかぞくになったなら、ゆきかぜをひとりむすめとしてむかえたいといっていました。 しれーとこれからもいっしょにいられるのなら、ぜひゆきかぜもかぞくになりたいです。 そしたらゆきかぜもほうしょうさんのように、はだかでしれーとおひるねするのでしょうか? 提督「…………」 【予告】 蒼龍「あの、熊野」 熊野「…………」 蒼龍「私、提督と」 熊野「それ以上何も仰らないで下さい」 熊野「提督は蒼龍さん、貴女を選びました。 下手な慰めは相手を惨めにします」 熊野「特に、恋に関しては」 蒼龍「…………ゴメン」 熊野「構いません。 今は祝福させて頂きます」 熊野「但し、気を付けて下さいね」 蒼龍「どういう事?」 熊野「提督に好意を持っている方は多い。 例え貴女を選んだとしても素直に諦める娘達ばかりではありませんわ」 熊野「皆の望んだ立ち位置を手に入れたのなら、そこを死守しなければなりませんわ」 熊野「油断すればすぐ奪われてしまうかもしれませんわ。 うふふ」 蒼龍「成る程ね。 熊野のように」 熊野「さあ、どうでしょうか。 きっと提督も夢中になりますわ」 熊野「うふふふ……」 熊野 だから忠告したのに。 ノロマなのね 【龍の居ぬ間に】.

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