ブラック鎮守府 ss。 ブラック鎮守府 (ぶらっくちんじゅふ)とは【ピクシブ百科事典】

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ブラック鎮守府 ss

運営鎮守府による対策 に参戦するには「出撃の勝率」が低すぎない事(おおよそ7割以上)を条件とし、敗戦前提出撃を牽制している。 また、(終了後)には、により戦闘終了後に旗艦が大破していた場合は強制的に母港へ帰還させられ、出撃・進撃ができないように変更された。 これにより旗艦が轟沈しない事を利用した回復なしの上げや強引な進撃は不可能になった。 ………かに思われたのだが。 1-5-1回し 形を変えて復活した限りなくブラックに近いグレーな経験値稼ぎ。 この海域の1マス目で出現するのは、低レベルな一隻だけである。 旗艦を対潜攻撃可能な艦種、それ以外を対潜攻撃ができない艦種にすることで旗艦を確実にを取得させることができる。 旗艦が確実に潜水カ級を撃沈できるなら他が疲労していても大丈夫というわけである。 ただ、万一潜水カ級を撃ち漏らして反撃されたり、うっかりに突入してしまった場合は… ちなみにこのレベリング方法、司令部レベルが80を超えると、敵が潜水カ級へと変わり、こちらが手を出す前に一発ぶちかましてくるので難易度が上がる(敵が単艦だと強制的に単縦陣になり、攻撃力が上がるため)。 や、、それにであれば相手に先んじて対潜攻撃を行えるが、これらの艦以外を旗艦とする場合、旗艦以外は適当に拾った艦を4隻以上入れ、単横陣や輪形陣とすることで他の艦を肉壁にするというものがある。 () 艦これ1期時代からの提督なら 「知らぬ者はいない」と言っても過言ではない、あまりに有名な潜水艦酷使プレイ。 燃料・弾薬を拾いやすく、の対潜能力が低い南西諸島海域の「東部オリョール海」へ、燃料・弾薬消費が低いだけで編成した艦隊を出撃させ続ける行為。 先述の「旧仕様のブラック鎮守府」では、単独での出撃で燃料・弾薬が増えていく怪現象が発生していた。 ただし、勝率維持が難しいのと「当たる時は当たる」、何より 実利がまるで労力に見合わない(キラ付け遠征の方がはるかに効率的)ため、純粋な資源稼ぎの手段としては間もなく完全に衰退して、その後はディリー・ウィークリー任務消化を目的としたオリョクルが、ブラックとは言えない範囲で存続したようだ。 なお、オリョクル最盛期の被害者代表格であるの酷使ネタが、未だに彼女のネタとして語り継がれている。 第2艦隊旗艦デコイ 第1艦隊と第2艦隊をコンバインし、1つの大規模な艦隊として運用・出撃するイベント海域限定の連合艦隊システム。 その第2艦隊の旗艦は、第1艦隊の旗艦(=連合艦隊全体の旗艦)とは違い、大破しても自動的に撤退にはならず、2015年2月の時点では「連合艦隊の第2艦隊の旗艦も、第2艦隊単独で出撃した時と同様に、轟沈しなくなっている」という説が有力であった。 そのため、第2艦隊の旗艦にを据えて、敵のやの攻撃を誘因するための囮とする攻略法も見られたが、「連合艦隊の第2艦隊旗艦は轟沈しない」というのは確定情報ではなく、万が一に備えてを装備させている提督もいた。 ただし、以降は連合艦隊旗艦に第1・第2艦隊問わず潜水艦を配置できなくなり、現在では上述の囮戦法を利用することは不可能となっている。 3-2-1レベリングのデコイ 3-2-1レベリングに於いて低レベルの潜水艦を同行させて、敵艦隊の攻撃を潜水艦に集中させる行為も見受けられる。 また、デコイに使われた潜水艦もレベルが上がれば修復の時間も長くなっていく。 そして新たに潜水艦娘が着任すれば 終焉とその後 以上のブラック行為は、2018年 平成30年 8月に実装された第2期への移行により、マップ改変による敵艦隊の編成変更や、レベリング経験値が労力に見合わないほど大幅にダウンするなどの理由で、事実上消滅して過去帳入りした。 以下が現在も存続・新規に現れた「ブラック」と思われる行為である。 をLV12()で改造し次第、即座に初期装備の21号対空電探を剥ぎ取ってに回す行為。 同じくレア主砲を持ってくるや、三式ソナーを持ってくるや、大発動艇やカ号観測機を持ってくるも含むことがある(彼女達の入手難易度は五十鈴よりも遥かに高い)。 ただし、最近は21号対空電探よりも性能の良い電探の入手が容易になったこと、LV12まで育てる労力が実益に見合わなくなってきたこともあり、五十鈴をかき集めてまで大規模酪農を行うメリットは減っている。 とはいっても魚雷や電探が装備改修に要求されるようになったため、演習任務ついでに細々と肥育されてるケースもあるにはある。 余談だが、五十鈴改は近代化改修の素材にすると対空ボーナスが「4」と高く、比較的入手しやすい事もあって、建造で軽空母等を出して素材に回すよりも手軽に対空値を上げられる事がこれを加速させる要因とも言える(五十鈴改と同等以上の対空ボーナスが得られるのはくらいだが、正規空母はレアリティが総じて高く、手に入りにくい)。 その他の対空強化要員としては、(改造可能レベル10)や(改造可能レベル18)が槍玉に挙がることも。 他にも近代化改修で唯一運の値を上げられるも同じ扱いを受けることがあるが、こちらはそもそも改修素材にすることを前提とした艦であり、扱いは根本的に異なる。 第2期への移行で消滅した、オリョールクルージングに替わる ディリー・ウィークリー任務消化用の補給艦狩りである。 新2-2のバシー海峡マップでは、空母系の艦娘が3人以上の編成で出撃すると、「左ルート」と呼ばれる外れルートに向かうことになる。 その左ルートの対戦マスには補給艦が2隻出現するため、比較的燃費が良い軽空母の15機以下のスロットに艦攻を積み、またオリョール海でした高レベルのを2~3人同伴させることで安定して任務の消化が出来る。 また最終マスでは少ないながらもボーキが拾える。 ただし1戦のみのルートなので疲労が溜まりやすく、また疲労が溜まった状態でもそれなりの戦果が見込めるため、「赤疲労上等」で何回も出撃させる新たなブラック行為が横行しつつある。 ドロップで入手した艦や最低レシピの任務建造などで手に入った不要な艦を 轟沈前提の囮もしくは盾、いわば捨て駒として扱う行為。 他のブラック鎮守府的行為がゲーム的なあるあるネタであるのに対して、捨て艦行為はキャラクターロスト(=)を前提とするため真剣に不快感を示す提督も多く、各種のブラ鎮行為に手を染めた提督でも、「これだけは絶対にやらない」と言い切る者も少なくない。 ……もっとも、艦娘の立場にしてみれば「轟沈させなければ何をしても良い」と言うのも、五十歩百歩に鬼畜の所業であると思うのだが。 本作は資源管理ゲームであるが故に、轟沈の損害を上回る利益が得られるケースが多々見つかっている。 例えば鎮守府近海航路 1-6 は、ボスが存在せず特定マスにたどり着けばクリアという特殊な仕様であるが、出撃可能艦種が限られ、航空戦マスも存在するため大破艦を出さずに凌ぐのは極めて困難である。 そこで旗艦以外を沈んでも惜しくない艦を配置すれば大破を気にしなくても済むため、突破率を大きく向上することができるのである。 その様は博打まがいに輸送船を投入し、半ば見殺しにして沈めてきた旧日本軍の歴史をそのまま辿るかのようであるが、秋月型や十分な対空装備があればこのような事をしなくても十分突破可能である為、それらが入手出来ていない貧乏鎮守府程この手法の有効性が高いのがなんとも業が深い。 グレー行為 ゲームシステム上は 正当なプレイの範囲にあたるため線引き上はブラックではないが、苦手とする人もいるので、安易に話のネタとするのは控えよう。 バイト艦 イベントなど難易度が高い海域の攻略や、の「大成功」に必要なを行うときに、Lv1のコモン駆逐艦を囮役として1-1に同伴させる行為である。 特に遠征の際に毎回確実にキラ付けともなると相当な手間と時間がかかってしまうが、 大成功時の報酬が5割増しと回数を重ねれば馬鹿にならない数字になることや、キラ付けにとを同時使用すると 1回あたり500ポイント(一人につき83ポイント)ものがかかってしまうため、手間暇かけてでも随伴艦を連れてキラ付けをする価値は極めて高いのである。 そして想定通りに中・大破させたり燃料や弾薬を使い切ると、そのまま解体または近代化改修の素材にされてしまう。 轟沈を厭わない「捨て艦」とは一線を画す行為ではあるが、この行為にも賛否両論があるため、安易に話のネタにするのは避ける方が良いだろう。 余談ではあるが、たまに1戦目でバイト艦が大破したり、時として旗艦の前にしゃしゃり出てMVPを取ってしまうなど、 バイト艦がかえって足手まといになってしまうケースもある。 中にはそれを嫌って、あえて前提で「単艦キラ付け」を行う、別の意味で意味でブラックな提督も存在するようだ。 負傷中に改造 改造するとダメージが消えて、燃料と弾薬も満タンになることを悪用(?)して、改造可能レベルになっても負傷するまで改造を見送る。 ちなみにケッコンでも同様。 交戦型遠征を中大破艦で遂行 意外に思われるが、遠征では艦の破損状況が遠征の成否に影響せず、交戦型遠征であっても轟沈することもない。 この仕様を悪用して 最初から大破している艦を交戦型遠征に出すことで新たな損害を生じさせないようにすることが出来る。 特に2020年に導入された交戦型遠征では、戦艦や重巡といった大型艦が要求される上、ほとんどの艦が中大破して戻ってくるほど激しい為、大破遠征による資源節約効果は絶大である。 その様子から想像される絵図はあまりにも壮絶だが… プレイヤーの財布にブラックな鎮守府になる。 DMMにを登録してある提督は、十分に注意されたい。 改修工廠で装備を強化する際、必要量の資源の他に「 開発資材」と「 改修資材」 通称、ネジ を消費することになるが、装備によっては1回の改修でこれらを複数要求される。 特に「改修資材」は何らかの報酬が無い限り「装備の改修強化」任務で1日1個しか獲得出来ない 要するに自転車操業的な 貴重なアイテムであり、それを大量に消費する改修には必然的に「それなりの」が必要になる。 しかも改修の段階が進むと必ずしも改修が、それを確実化するにはさらに資材の上積みが必要なのである。 そのため工廠の主のを、のにかけて、などと言う提督も存在するらしい。 休みなしに出撃 疲労時は命中や回避が低下するのは周知のとおりだが、実は開幕航空戦に限っては疲労度が影響しない。 そこでレベリングのお供に空母を配置し航空戦で敵の殲滅を図る。 当然空母娘達は赤疲労連続出撃させられる事になるが、討ち漏らしがあると手痛い損害を被ることも有る。 ちなみに艦娘ではなく提督(プレイヤー)の休みなしの出撃もブラックな鎮守府となる可能性がある。 判断力の低下した状態でうっかり提督は数知れず。 艦載機の熟練度上げ 艦載機の熟練度を上げるために、比較的燃費の良い軽空母で1-1を単艦で回し続ける行為。 疲労が溜まらない上、たまに攻撃を受けたとしてもカスダメ程度のダメージで済むのでにも優しい。 もっとも艦載機の熟練度はともかく、艦娘のレベルは殆ど上がらないのだが・・・ 中・大破画像を回収するための単艦出撃 個人の嗜好が絡む要素ではあるが、主に新規に着任または期間限定グラフィックが実装された艦娘を実戦に連れ出して故意に中・大破させる、いわば「衣服を剥く」ための行為である。 さらに提督によっては執務室を風、風など、 も存在する。 もう、いっぱいでち・・・ そもそも『艦これ』そのものに、 プレイする以上は絶対に避けられない近代化改修や解体のようなブラックな要素が存在するのだが・・・ 派生作品におけるブラック鎮守府 『』の世界設定に、 「鎮守府の一部には、艦娘を感情のない兵器として扱おうとする勢力がいるようです」との一文がある。 リプレイ「願いは海を越えて」のNPC提督(通称「ブラ鎮提督」)が率いるブラック鎮守府(正式名称まで「最強ブラック鎮守府」)では、ブラ鎮提督がに資材を注ぎ込んでは失敗し、艦娘達をこき使っても経営難は解消せず、最終的に閉鎖に追い込まれている。 におけるブラック鎮守府 や上の小説投稿サイト、等で展開される二次創作物には上記のブラック行為をよりリアル的な解釈で描いているものも存在する。 ブラック提督 艦娘達が上官である提督、もしくは側近の士官に逆らう事が出来ない立場にあるのをいい事に、艦娘を「金稼ぎの道具」「いくらでも補充の利く捨て駒」のように扱って上記のようなブラック体制の下に酷使して使い捨てたり、いわゆる18禁系の作品だと艦娘を「ダッチワイフ」「雌奴隷」として強姦や娼婦まがいの行為の強要するといった酷い仕打ちを行う様を描いた作品で、現状ブラック鎮守府と言えばこれを指す場合が多い。 ブラック艦娘 提督に限らず、あろうことか「艦娘が自らの意思のまま嬉々として上述の外道行為に走る作品」も存在する。 これはあくまで部下としてブラックな提督に付き従っているか、別に提督など上側の意志は関係なく艦娘間だけでの確執や対立、例え悪意はなくとも他人への厳しすぎる姿勢と態度から来る艦娘同士の、、といった問題行為を描いている。 ブラック大本営 中には提督や鎮守府自体の意向としてではなく、末期の旧日本軍のようにその上の大本営部が決めたブラックな政策を鎮守府側に押し付けていて提督もそれに振り回されているか、あるいは立場上それに従っているだけというような構図の作品もそれなりにある。 まあ現実のブラック企業も元請けがもっとブラックだから黒く染まった所も少なくないしね。 ブラ鎮立て直し 荒れ果てた鎮守府を立て直すべく着任(あるいは左遷)した提督の苦悩と奮闘を描いたもので、ブラック鎮守府を題材とした小説としてpixivにもたびたび投稿される。 前任の提督が更迭ないしは失踪した後に残された艦娘達は前任者から受けた数々のハラスメントにより心身ともに疲弊し切っており、そのやり場のない怒りは新任の提督にも容赦なく向けられる。 二次創作におけるブラック行為.

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胸糞・鬱 : なのです速報~艦これSSまとめ~(1)

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今日来るという秘書艦を待ちながら、溜まっている書類を片付けていく。 大本営宛の書類に目を通して、サインを入れる。 どうせ、こんなもの大本営の奴らは、まともに取り合わないだろうが。 今、大本営のお偉い様達にとって、ここの鎮守府は目の上のタンコブ。 嫌われ者どもの巣窟だ。 まともな人間なら、きちんと対応してくれるのだろうが、俺の知ってるいる限り真面な人間など、数えるほどしか頭に浮かばない。 そんなことを考えながらも、書類を片付けていくが.... 「多すぎやしないか?」 「口を動かす暇があるなら、手を動かせ」 長門が書類から視線を離さないまま、そう言う。 昨日から分かっていたが、長門の仕事スピードは早い。 普通にこなしていれば、こんなに仕事が溜まることは無かっただろう。 と言うことは、前の提督の奴、ロクに仕事やっていやがらなかったな。 前提督が残した心底いらない置き土産に内心、舌打ちをしながら、手を進める。 すると暫くして、執務室の扉が叩かれる。 「来たか.... 」 と言う長門の様子からして、今日来ると言う秘書艦だろう。 「入れ」 すると、丁寧なノックとは一変して、豪快に扉が開け放たれる。 「Hi!今日もイイ天気ネー!」 入ってきたのは、両サイドにお団子を結ったブラウン色のロングヘア。 頭頂部には、アホ毛が見える。 どこか巫女のような服を着ている女性だった。 「金剛.... もう少し、普通に入ってこれないのか?」 長門が、頭痛を抑えるように額に手を当てながら、苦言を漏らす。 「sorry長門。 ヤッパリ第一印象が大事ネ!」 そう、悪びれるでもなく言うと、俺の方に視線を向ける。 「金剛型一番艦金剛デース。 ヨロシクオネガイシマース」 パッと見、快活そうで人懐っこい笑顔を浮かべながら挨拶をする金剛。 その笑顔に既視感を抱き、すぐにその状態に気づきながら、挨拶に答える。 「昨日放送で名乗りはしたが、改めてだな。 新たに、この鎮守府に着任した提督の瀬戸 蓮だ。 宜しく頼む」 そう言って、こちらも笑みを浮かべながら、手を差し出す。 金剛は、その意図に気づかずか、それとも気付いていてなのか、一瞬保けた表情を浮かべたが、すぐに笑みを浮かべ、こちらの手を握ってきた。 「新しい提督さんは、kindlyな人そうで良かったデース。 信頼できそうな方で安心ネ」 そう言いながら、先ほどと同じ笑顔を浮かべる。 「ハッ」 と思わず、吹き出してしまう。 その俺の奇妙な様子に、長門は訝しみ、金剛は戸惑っていた。 「あぁ、悪い悪い。 ここまで最初から信頼を得られるとは思っていなかったからな」 そうやって、誤魔化し俺は笑みを浮かべる。 その笑みが、どんなものだったかは俺自身は知ることもできないが 「宜しく頼むよ金剛」 俺の目に映った金剛の表情が少し強張った気がした。 ーーーーーーーーーーーー それ以降は、特に何事もなく時間が進んだ。 昨日は長門と2人きりで仕事をしていたから、全く会話もなく、黙々と仕事をこなしていくだけだったが、今日は金剛がいる。 金剛は、積極的に俺や長門に話しかけ、話題を振り、会話を続けていた。 その会話に適当に返事をしながら仕事をこなしていき、昼食を挟んで、また仕事、社畜にも程がある。 昼食を挟む時間があるだけ、マシか。 そんなこんなで、時計を見てみると3時を回っていた。 書類と格闘し、凝り固まった身体をほぐすため、首や方を回したり、伸びをする。 そんな様子を見ていた金剛が、時計を見て、パチンと手を鳴らした。 「もうこんな時間デース。 tea breakにするネ!」 そういうと、どこからかティーセットを取り出すと、テキパキと紅茶の準備をしていく。 「2人とも、コッチに来るネ」 「いや、俺はーーー」 いい、と言い切る前に金剛に書類を取り上げられる。 金剛は書類を整頓した後、俺の腕を掴むと強引に紅茶の準備をしてある机へと連れていき、椅子を移動させ座られせた。 当然、長門も俺と同様だ。 半ば、というか完全に強引にティーブレイクの席へと着かせた、金剛はご満悦顔で紅茶をティーカップへと注いでいく。 3人分の紅茶を用意し終えると、俺たちの前へとカップを置いていく。 俺、コーヒー派なんだが。 とは今更言えるはずもなく、用意された紅茶へと視線を向ける。 湯気がたち、紅茶の上品な香りが漂ってくる。 そのまま視線を金剛に向けると、金剛は俺の様子をニコニコと見守っている。 どうやら、飲んで感想を言わないとダメらしいな ハァと溜息を吐きなぎら、カップに手を伸ばし口をつける。 「んっ..... 」 美味い、あまり紅茶を飲む機会もなく、コーヒー派の俺でも感じれるほど、その紅茶は絶品だった。 茶葉がいいのか、それとも金剛の腕がいいのか....。 いや、その両方か。 「美味い」 俺が、そういうと金剛は表情を綻ばせる。 その笑顔を見て、「へぇ」と感嘆の呟きが漏れる。 『普通に笑える』じゃないか....。 そう思ったのも束の間、金剛の笑顔はもとのものへと戻ってしまう。 見るに耐えないな。 休憩中で丁度いい、そろそろだな。 「なぁ金剛」 「なんデスカ?」 「その顔、やめてくれないか?」 「..... what?」 一瞬、時間が止まったように、シンと静まる。 金剛は、何を言われたのか分からなかったかのような反応をあげる。 「だから、その張り付けた仮面みたいな笑顔をやめろって言ってるんだよ」 「おい、お前一体何をーーーー」 「長門」 口を挟んで来ようとする長門を言葉と視線で押し留める。 長門は、文句がありありとあるといったように此方を睨むが、それだけで、それ以上は何も言わず静観する構えを見せた。 どうやら、一先ずは引き下がってくれたらしい。 「大本営じゃ、他人の顔色伺いばっかりしてたからな。 その表情が、本心からのものなのか、作り物なのかぐらいは簡単に判別できる」 大本営は、まさに魔窟と表現していい。 まともな奴は当然多くいる。 だが、それと同じか、もしくはそれ以上に腐った輩は存在している。 そういった輩は、基本いろいろと勘違いをしている傲慢なお坊ちゃんか、三流の小悪党みたいな奴らだ。 どいつもこいつも、自分より下の人間には、とことん付け上がるが、自分より上の人間には、ヘコヘコと作り笑いを貼り付けながら下手に回る。 まぁ、上官に下手に回りご機嫌とりをするのは、クズに限らなず普通の奴ならやることなのだろうが。 まぁ、作り物の感情や表情を日常的に見てくれば、そういった能力が否が応でも身につくものだ。 もともと他人の感情の機微には敏感なほうだが。 そもそも、そういった事を俺自身が日常的に行ってきたのだから。 「お前の笑顔は作り物だ」 全て作り物。 俺に好意的に接してきたのも、ニコニコと笑顔をうかべていたのも。 そう、 金剛 コイツ は俺を信用などしていない。 全てが嘘。 「何がしたかったんだ?」 おおよそ理由は分かるが、あえて問いかける。 しかし、金剛は問いかけには答えず、黙ったまま。 その顔は、俯いて表情は見てとることができない。 「だんまりか... 」 「...... 」 沈黙を選んだ金剛に、ため息を吐く。 仕方ない。 と、こめかみをトントンと叩きながら、昨日頭に叩き込んだ情報を引っ張り出す。 「金剛型一番艦金剛。 この鎮守府には、前提督の着任より少し前ほどに配属。 姉妹艦には比叡、榛名、霧島がおり、3人ともこの鎮守府に所属」 俺がツラツラと話していく内容に、バッと金剛が俯いていた顔を上げる。 「前提督の下では、北方領域攻略に着手。 が、幾度となく失敗。 いずれも中破もしくは大破にて帰還。 おーおー鎮守府海域も完全には攻略出来てないってのに、よくもまぁ....。 轟沈しなかっただけ奇跡だな」 俺が、話していくにつれ金剛の表情に影が落ちていく。 「前提督には、北方領域攻略が進まないことを理由に暴力やセクハラを受ける。 姉妹艦も同様。 さらに、お前は他の奴を庇って、暴力を受けたことも.... あぁコレは長門の作った資料の内容だな」 長門が前提督を大本営側へと訴えるために作った資料を記憶の中から読み上げる。 長門は、何のつもりだ。 とキツい視線を向けてくる。 「何のつもりネ.... 」 「ん?」 「突然、そんなことを話して何のつもりか聞いているんデース!」 金剛は、先程まで浮かべていた笑顔とは正反対の敵意を含めた視線を向けてくる。 だが、その視線の中に不安も混じっていることが俺には感じ取れた。 「別に何の意図もねぇよ。 お前がだんまりを決め込むから少しばかし話をしただけさ」 「ワタシのsistersの話を持ち出しておいて何をーーー」 「妹達を盾にお前から何かを聞き出すつもりはない」 金剛の気を引き、会話を可能にするために話したのは事実だが 金剛は既に俺を敵とみなし始め、警戒を高めている。 長門がまだ、口を挟み込んでこない辺り、暴力に訴えて来られる事は、まだなさそうだ。 「ここに来てから、ずっと俺の様子を伺っていたな」 まさかバレているとは思っていなかったのか、金剛は指摘されたことに驚いたのかピクッと身体を震わせる。 「過剰に話しかけて来たり、はしゃいでいたのも、やたらスキンシップをとって来たのも、俺がどう反応するか見るため」 少しウザいぐらいグイグイ来ていたのはこのためだ。 「要するに、俺の人柄と沸点を見極めるための行動だったわけだ」 俺は真っ直ぐ金剛の目を見る。 金剛は俺の視線から逃げるように、目線を逃す。 「で、そんなことをしたのは何故だ? お飾りとはいえ、俺は新しい提督だ。 もしかしたら癇癪を起こして、奇行に走るかもしれない。 そうじゃなくても、大本営のお偉いさん方にチクッたり泣きついたりするかもしれない」 まぁ、俺は寛大で我慢強い方だから馬鹿なことは起こさないし、大本営については、俺自身が心底嫌いなわけなので死んでもそんな事はしないが。 「リスクが大きすぎる。 じゃあ何でかーーーそりゃあ妹達、ひいては、この鎮守府の艦娘達のためだわなぁ」 俺の指摘に、金剛が唇を噛む姿見てとれた。 自分の思惑が全て見抜かれていた。 それが悔しく、また自分がひどく滑稽に見えているのだろう。 「全部お見通しというわけデスカ」 フッと、金剛は諦めとも嘲笑とも取れる笑みを浮かべる。 「それで、ワタシはどんなpenaltyを受けるんデース?」 「別に何も」 「what? 」 金剛が本日二度目の呆けたような声を上げる。 一々リアクションが面白いなこいつ。

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#5 明石とブラック鎮守府に着任させられた提督とその後

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~横須賀鎮守府~ 提督「あれ~?執務室はこっちだと思ったけど…」 提督「おかしいな…どこかで道を間違えたかな?」 提督「すみません、執務室はどちらですか?」 ??「…っ」指差し 提督「…?ありがとう」 提督(さっきの子…顔が引きつってたけど…) 提督「あった、執務室だ」 ~執務室~ 提督「さすが、大規模な鎮守府なだけあって内装が豪華だね」 提督「荷物を置いて…次は挨拶かな」 ~集会所~ 提督「こんにちは」 武蔵「敬礼!」 提督「ああ、楽にしていいよ」 提督「えっと…今日からこの鎮守府の指揮を執る提督です」 提督「まだまだ新米ですがこの鎮守府の指揮をとれることをうれしく思っています」 武蔵「こちらも、提督の指揮に期待する」 提督(みんな顔がこわばってる…緊張しているのかな?) 武蔵「気を付け!敬礼!」 ~執務室~ 提督「まずは、友達作りだね!…なんか学校時代を思い出すね」 提督「食堂に行けば誰かいるはず…」 コンコン 提督「?…どうぞ」 初月「失礼する」 提督「…ナイフなんか持って僕に何の用?」 初月「お前にいくつかの質問をする」 提督「回答次第で殺すってことであってる?」 初月「頭がよくて助かる」 初月「一つ目だ。 お前はこの鎮守府についてどれくらい知っている?」 提督「このあたりの海域の防衛を担う大規模な鎮守府というぐらいかな」 初月「二つ目、お前はなぜここに派遣された?」 提督「試験の時の成績や人間態度を買われたと思う」 初月「三つ目、それを証明できる証拠は?」 提督「派遣証明書の備考欄に書いてあると思うよ」 初月「確かに書いてあるな…では最後だ」 提督(ナイフを握る手に力が入ってる…本当に殺す気か?) 初月「お前は…僕たちを大切にしてくれるか?」 初月の目から涙が一つ、零れ落ちた。 提督「もちろん、大切にするが…どうして泣いているんだ?」 その瞬間、初月の手からナイフが落ちた。 初月「よかった…本当によかった…ぐすっ」 提督「…」 提督は無言で、優しく初月を抱きかかえた。 初月「…ぐすっ…すまない」 提督「…聞いてもいいかな?」 初月「…どうして僕がこんなことをしたのか、だろう?」 提督「大体検討はついてるけどね」 初月「ここは表向きにはお前の言ったとおりだ」 提督「裏向きには?」 初月「ここの提督はその高い権力を利用し、艦娘を奴隷のように扱うようになったのだ」 初月「僕も…ある日、執務室に呼ばれて来てみればいきなりベットに押し倒されて……」 初月の頭を撫でながら言う。 提督「よしよし…辛かったな」 初月「…お前は優しい奴だな」 初月が優しい声で言った。 その言葉に少し驚いてしまった。 提督「普通の人間ならこれくらいは常識だよ」 初月「それでも…お前は優しい奴だ」 提督「…そうか」 初月「…もう大丈夫だ。 ありがとう」 提督「…これからよろしくね、初月」 初月「こちらこそ、よろしく」 ~翌日~ コンコン 初月「失礼する」 提督「おはよう、初月」 初月「ああ、おはよう。 朝食を作ってきたぞ」 提督「一緒に食べる?」 すると初月は驚いたような顔をした。 初月「いいのか?」 提督「学校時代はいつもだったけど」 初月「そうなのか…ではいただこう」 初月の作ったご飯に箸を運ばせる 提督「初月のごはんはおいしいな」 初月「そ、そうか?それはありがたいな」 提督「今度お礼に僕が作ってあげよう」 初月「いいのか?!」 なぜかその言葉に初月が強く反応した 提督「あ、ああ」 初月の好きなことは食事なのか?と考えていると初月が口を開いた。 初月「提督、今日お前に会いたい人が一人いる」 提督「?…僕に?誰なの?」 初月「瑞鶴だ」 提督「初月と友達なの?」 初月「あの沈む前の海戦でも一緒だったぞ」 提督「そうなのか…」 提督「なら仕事が終わり次第三人で話そう」 初月「良ければ仕事を手伝うぞ?」 提督「お願いするよ」 ~数時間後~ 提督「終わった~」 初月「もう少しで昼頃だな…どうする?」 提督「昼は僕が作ろう」 初月「そういえば、瑞鶴が翔鶴も連れてきていいかと言っていたぞ」 提督「なら、四人分作るか!」 初月「よろしく頼もう。 僕は瑞鶴たちを呼んでくるよ」 ~数分後~ コンコン 初月「失礼する。 呼んできたぞ」 瑞鶴「し、失礼します」 翔鶴「こ、こんにちは」 提督「緊張しなくてもいいよ、何もしないから」 初月「この提督は優しい提督だ。 私が保証しよう」 瑞鶴「そ、そうだよね」 翔鶴「すみません」 提督「はい、おまたせ。 普通の肉じゃがだけどおいしいから許してね」 肉じゃがの入った皿を机の中央に置く。 すると空母の二人が皿に寄ってきた。 翔鶴「すごい…」 瑞鶴「…おいしそう」 そのコメントに安心しつつご飯をよそう準備をする。 提督「ごはんはどのくらいがいい?」 初月「全員普通でいいと思うぞ」 提督「了解、はいどうぞ」 瑞鶴「ありがとうございます」 提督「いただきます」 自分でも気になっている肉じゃがに箸を運ばせる。 ジャガイモにも火が通っており、 我ながら上出来である。 よくやった僕。 初月「これはうまいな!!」 瑞鶴「おいしい…本当においしい…」 翔鶴「久しぶり…おいしいです」 提督「久しぶりなのか?」 初月「…実は瑞鶴たちはろくな食事をとれてなかったのだ」 瑞鶴「私たち空母は燃料やボーキサイトを多く消費してしまうため、 ご飯はほとんど与えられませんでした」 なるほど、そのことを知っていて初月はご飯に呼ばせたのか。 意外と初月も僕の見えないところで頑張っているのか… と感心しつつ残りのごはんを食べきる。 提督「そうだったのか…大変だったな」 提督「僕もこれから言ってくれれば作るから、安心してね」 瑞鶴「本当ですか?!」 翔鶴「ありがとうございます!」 提督「それと…瑞鶴か翔鶴の知り合いで海外艦とここをよく知っている人はいるかな?」 翔鶴「ここのことでしたら赤城さんか加賀さんがよく知っていると思います」 瑞鶴「海外の子ならプリンツさんとよく話していましたよ」 提督「そっか…ありがとう」 翔鶴「では、私たちはこれで失礼します」 提督「最後に、翔鶴と瑞鶴」 翔鶴「はい?」 提督「普段は柔らかく接してもらっていいよ」 瑞鶴「わかりま…わかった!提督さん、これからよろしくね!」 翔鶴「よろしくお願いします」 提督「うん!よろしくね!」 翔鶴「失礼しました」 提督「…いい子たちだな~」 とりあえずここの鎮守府の子は普通に接すれば仲良くしてくれそうだ。 と、隣にいる初月を見ながら思う。 すると、最初の時を思い出したのか急に頭を撫でたくなった。 提督「初月…頭撫でていい?」 初月「いいぞ」 初月の頭に手をのせて撫で始める。 初月の髪は撫で心地がよく気持ちがいい。 初月「お前と出会ってまだ二日だが…なんだろうなこの気持ちは」 初月「…どうやら僕はお前のことが好きになってしまったようだ」 突然の告白に心臓の鼓動が大きくなる。 まさか、こんなことを言われるとは想像がつかなくて 返す言葉が思いつかなかった。 初月「面食らった表情をしているな。 …それもそうか」 初月「お前が来るまでは話した通り僕たちには闇しかなかった。 しかし、お前が来てくれたおかげで僕たちに光が差し込み始めたのだ」 提督「僕はここのみんなをまだよく知らない。 けど、みんなが大好きだ。 もちろん、初月もね」 初月「それはよかった」 初月「…ただ、こうして撫でられていると眠くなってきたな…」 提督「自分の部屋に戻る?」 と、問いかけても返事がない。 横を見るともうすでに初月は寝ていた。 提督「…寝るの速っ」 初月をベットまで運んで暑くないようにエアコンをかけてから 寝室を出る。 僕は…机で寝るかと思いつつ寝る支度をする。 扇風機のスイッチをオンにし、机に伏せる。 たまにはこういうところで寝るのも悪くない、と思いつつ 夢の世界へ入っていった。

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