なぜうつ伏せが楽だと感じるのか うつ伏せがリラックスできると感じるのはいくつか理由があるようです。 うつ伏せには 酸素を多くとりこむことができるメリットがあります。 この体制だと気道を圧迫することなく確保できるのです。 スムーズな呼吸、余計な力が入る部分も減ることになるので当然楽になりますよね。 ちなみに仰向けで寝ると舌が落ちてきて無呼吸症候群になる可能性が少なからずあります。 しかしうつぶせはそのリスクを回避できる上、楽になるので 睡眠自体の質が上がるそうです。 また重力による内臓の圧迫が軽減されるため、疲れにくいそうです。 うつ伏せは意外にも理にかなった体勢なのですね。 妊娠初期のうつ伏せ お腹の赤ちゃんは苦しくない? いくら理にかなった姿勢とはいえ、 お腹に赤ちゃんがいる場合はダメでしょ!とあなたは思いませんでしたか? 安心してください。 赤ちゃんは大丈夫です。 妊娠初期の赤ちゃんは羊水と胎盤でしっかり包まれ守られています。 そのため ママがどのような姿勢になっても直接的影響は受けません。 あなたが苦しくなければ、何時間でもうつ伏せで寝て問題ありません。 「赤ちゃんがかわいそうかな?」と無理して仰向けになる必要もないのです。 妊娠初期は自分がリラックスできる姿勢がベストです。 赤ちゃんの成長のために睡眠時間が重要な時期です。 あなたの楽な姿勢で、できるだけ良質な睡眠をとれるよう心がけましょう。 おすすめできない姿勢 楽な体勢がベストですが、実はおすすめできない姿勢があります。 机の上で伏せて寝る姿勢 デスクワークでちょっと一休みの定番スタイルですね。 ほんの数分~10分寝る分には問題ないです。 しかしこれが長時間座っていた上で行われた、もしくは長時間眠る状態だと問題があります。 1時間以上座っているだけで血流は停滞します。 この状態でお腹を内側にして背中を丸めた姿勢をとると、赤ちゃんへの血液の流れが悪くなります。 すると 赤ちゃんに酸素が行き届きにくくなる可能性が出てきます。 1時間に1回は立って周辺を歩いてみる、眠る場合は可能なら横になって休むなどの方法をとりましょう。 仰向けの姿勢(妊娠中期~後期) 妊娠初期は問題ありません。 しかし子宮も胎児も更に重みを増してくることが原因で中期~後期での仰向けは問題が出てくると言われています。 足をのばして仰向けになると、腹筋がつれて意識をしていないのに力が入ります。 それがもとで、お腹が張りやすくなることがあります。 更に重みでお腹の下にある大きい血管と中枢神経を圧迫・血流を悪くする可能性が出てきます。 血のめぐりが悪くなると、先程も言ったように赤ちゃんに酸素が行き届きにくくなります。 あなた自身も 低血圧、血中酸素濃度の低下、めまい、呼吸が苦しくなる等体調に支障をきたす可能性があります。 また海外では 仰向けで寝ると胎児死産リスクが6倍という説もあるようなので、念のため気をつけた方がいいかもしれませんね。 シムス体勢のすすめ うつ伏せも20週目を過ぎるとお腹が大きくなり苦しくなってきます。 人によってはうつ伏せだけでなく、どの体制もつらいという方もいるようです。 そこでおすすめしたいのが シムスの体勢です。 左側を下にしてうつ伏せ気味で横になる姿勢ですが、これがまた理にかなっているのです。 ・余計な力を使わずリラックスできる ・むくみを和らげる ・排泄をうながす ・赤ちゃんに栄養を行き届きやすくしてくれる 等のメリットがあります。 動画を用意しているので、あなたにとって楽な姿勢かどうかよかったら試してみてください。
次の妊娠の気づき方は人それぞれです。 一般的には生理が遅れていることに疑問を感じて「もしかしたら」と妊娠検査薬を試してみる方が多いでしょう。 ですが、私は生理が来る1週間前に「妊娠したかも」と身体で感じる症状がありました。 私たち夫婦は結婚して1年ほどが経ち、そろそろ子供が欲しいねと話し合って計画的に子作りを始めました。 子作りを始めた最初の月は生理が来て「残念・・・」と思いました。 そして、その次の月、生理予定日までまだ1週間以上あるのに胸が張って痛い。 15年以上付き合ってきた生理でも感じたことのない胸の張り。 少し動くと胸が痛い。 これが、「あれ? もしかしたら…」と思った瞬間です。 そこで、生理予定開始日から3日後に妊娠検査薬で調べました。 結果は「陽性」で、妊娠が判明しました。 妊娠検査薬の使い方には生理予定開始日の1週間後以降に検査するよう書かれていましたが、早く知りたくて最短でどのくらいから反応が出るのかネットで検索してみました。 そこでは「生理予定開始日3日後ならほぼ間違いなし」という経験談が多かったので、それまで我慢しその日にトライしました。 ちなみに、私の胸サイズは小さく、揺れて痛いとか、うつ伏せで寝ると痛いとか、そんな経験もありません。 そのためか余計に胸の痛みが分かりやすかったのかもしれません。 関連記事: そしてその頃、おりものにも変化がありました。 私は普段からおりものシートを愛用しており、白いシートに明らかに普段の色ではないおりものがあったのです。 その色は茶色のような色でした。 ちょっと早いけど生理が来たのかと思いましたが、生理が終わって1週間ほどですが、肉体的に疲れていたり、ストレスがある時にその現象は今までも起きていたので、「妊娠したい」という気持ちがストレスになり、生理周期が乱れたのかと思いました。 ですが、後に考えるとちょうど着床した頃のタイミングだったので「着床出血だったんだ」と振り返り、その頃からいつもと違う身体の変化があって妊娠していたんだと思うと、更にお腹の子供を愛おしく思ったものです。 それから、これは妊娠したからなのかはっきりわかりませんが、「妊娠したかも」と思ってから少し気持ち悪いような胸やけの症状もありました。 その後、あまり悪阻が酷くなかった私。 そんなこんなで無事妊娠して現在は元気な男の子のママをさせて頂いております。
次のでも、つわりを妊娠中一度も経験しないママや、ごく軽い症状で終わるママもいます。 珍しいことではありません。 「でもどうしてないの?」。 つわりがないママのギモンや気になることを、愛育病院(神奈川県)の助産師・松藤美穂さんに聞きました。 約2割のママはつわりがありません 妊娠すると、8割以上のママがつわりを経験しますが、逆にいえば、約2割のママはつわりがありません。 その理由は、そもそもつわりが起きる原因がはっきりとわかっていないため、医学的に解明されていないのが現状です。 そもそもつわりの原因は? つわりの原因は、はっきりとわかっていませんが、妊娠初期に胎盤からhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンが大量に分泌されることで、ママの体が急激な変化に対応できないからと考えられています。 実際、hCGのレベルが高い人は、つわりがひどい傾向があります。 また、黄体ホルモンの分泌が増えると高温期が続いたり、腸管の動きが悪くなり便秘やむかむかする症状が起きやすくなるから、ともいわれています。 ほかにも、ビタミン不足による代謝障害、血糖の変動、精神的な影響など、さまざまな説がいわれています。 気づいていないだけかも 「つわりがない」と思っていても、実際はママが気づいていないということもあります。 つわりの症状は「気持ち悪い」だけではありません。 症状や度合いはさまざま。 また、仕事などに集中しているとつわりの症状に気づきにくかったり、妊娠前から日常的に体調がよくなかった人は違いがわかりづらいこともあるようです。 たまひよアンケート2017年2月実施の結果より これから出るのかも つわりの多くが妊娠5~6週で始まり、16週ごろまでに終わりますが、症状が出る時期には個人差があります。 本に書かれていることや先輩ママと違うからといって、気にすることはないですよ。 でも、つわりがある/なしで、流産の確率が高くなったり低くなったりはしません。 妊娠初期の流産は胎児の遺伝子に問題があることが多く、つわりにかかわらず確率としてはだれにでも起こりうることなのです。 ただ、「妊娠が判明したころはつわりがあったのに急に症状が消えた」という場合は、稽留流産(自覚症状がなくおなかの中で赤ちゃんが死亡している状態)の可能性も否定できません。 妊婦健診で異常がなければ心配ありませんが、不安なときは産院に連絡してみましょう。 つわりがないからこそ、早い段階から赤ちゃんのことを思って、いろいろと気をつけてあげられるといいですね。 自覚症状がないので、健診と健診の間がとても不安でしたが、ちゃんと無事に生まれましたよ!」 「初めての妊娠で、現在3ヶ月です。 先日母子手帳をもらいましたが、つわりがなく、本当に育ってくれているのか不安になります」 「私は第1子が食べづわり、現在第2子妊娠中ですが食べづわりもほぼないぐらい普通に過ごしてます。 助産師さんから言わせるとない方が良いよって言われました。 それでも4歳の娘はとっても健康ですし、現在妊娠7ヶ月ですが順調に育っています」 「妊娠5週の高年初産婦です。 胎囊(たいのう)は確認済みで、月末の健診で心拍確認予定です。 つわりがほぼなく、本当に赤ちゃんが育ってるのか不安になります。 ひどい腹痛や出血がないのできっと大丈夫だと思うようにしてますが、次の健診までの時間が長い…。 こんなに月日がたつのが遅く思えるのは初めてです」 「一人目のときも今回も、においに敏感になることもなければ気分が悪くなることもなく過ごしました。 なんでもおいしく食べられるため、体重が減ることは一度もなく、右肩上がり…。 いつ、あの『おえーー』ってのがくるの??!とドキドキして過ごしましたが、結局何もないまま出産。 でも今思えば、初期にすごく体重が増えてしかられたので、食べつわりだったのかなと思います」 「1人目のとき、まーったくつわりはありませんでした。 不謹慎ですが、つわりでやせるというのをちょっぴり期待していたのですが、これっぽっちもつわりがなく、順調に体重増えましたね」 「1人目はつわりがなく超元気妊婦でしたが、二人目は妊娠悪阻(にんしんおそ)で6kg減。 点滴治療をしました」 「つわりは、まったくなく人生でいちばん快適でした。 妊娠前の方が、月の半分ぐらいつわりのような症状が続いて不快です。 思うに、私は低温期と高温期で、高温期のほうが体調がよいので、その状態がずっと続くのが最高だったのかも」 「一人目はつわりというつわりはまったくありませんでした。 眠くなったり、胸が張ったりはありましたが…。 三人目の今、7週ぐらいから胃のムカムカや、味覚の変化が出てきました。 徐々にきつくなってきて、13週ごろになんとか落ち着いてきました。 」 「つわりは赤ちゃんが元気な証拠」というフレーズは、つわりがつらいママを励ますための言葉。 「つわりがない=赤ちゃんが元気じゃない」という意味ではありません。 妊娠初期はおなかの赤ちゃんが成長するための大切な時期です。 つわりがないことにストレスを感じるなんてもったいない! 早い段階からバランスのとれた食事をとれたり、赤ちゃん優先の生活ができるのです。 「つわりがなくてラッキー」というくらいの気持ちで、快適なマタニティライフを楽しんでいきましょう。
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