アッシュ fe。 ユニット/アッシュ

FE風花雪月 攻略 アッシュ おすすめ兵種&スキル

アッシュ fe

まとめた荷物の軽さがまるでこの一年で自分が得られたものの軽さに思えて、アッシュは目を伏せた。 ゆっくりと息を吐き出し、顔を上げ目を開ける。 赤みを帯び始めた空の眩しさに負けじと瞼を押し上げて、唇を固く結んだ。 身に着けたものはすべて、己の内側にある。 持ち物の軽さは身軽さの証だ。 そしてきっと、持てるものが増えたからこそ感じる軽さなのだ。 よし、と呟いて歩き出す。 城門の手前にある兵舎を覗けば、思ったとおり目当ての相手はそこにいた。 「グェンダル卿」 呼び掛ける前から、老将は歩み寄る気配にこちらに顔を向けていた。 相対し、姿勢を正し名を呼んだアッシュに、グェンダルもまた防具を手入れする手を止める。 束の間見詰め合い黙ったふたりの傍で、他の兵士達も雑談をやめ顔を上げるのが気配でわかった。 深く息を吸い、腹に力を籠める。 伝える言葉など決めてはいない。 ただ込み上げる想いを声にする、それだけだ。 開いた唇が震えるのをこらえて、声を発する。 「今日までご教授を賜れたこと、類なき幸甚に存じます」 一年に余る月日の感謝の積み重ねでも、言葉にすればたったそれだけで終わってしまう。 けれど飾り立てても意味はない。 本質が揺らぐくらいなら、美しい言葉など必要ではない。 ふん、と鼻で息をついた相手は再び手甲を分解し始める。 「行くか」 投げられた短い問いに、アッシュは唇を噛んで、ほどいて、頷いた。 「はい」 決別の瞬間なのだと思わずとも、ここで過ごした日々の記憶が蘇り喉の奥が熱くなる。 開戦の混乱のうちに士官学校を卒業しかつてのガスパール領に戻ったアッシュは、領地を併合したローベ家に仕えることとなった。 士官学校で多くの戦場に立った経歴を期待され、着任直後からの苛酷な前線配置となる中、今日まで生き長らえることができたのは偏にグェンダルの手腕があってのことだった。 戦地での采配、兵士を「兵力」として割り切る合理性と、同じ兵力を育て長く使うことの有用性に基づく育成。 冷徹でいてしかし日常の厳しい訓練から感じられるのは、兵力である兵士を「人」として扱う人間性の温かさだった。 十七歳で城仕えの兵士となったアッシュは、いまより体も小さく童顔なこともあり、周りからはすぐに死ぬか逃げ出すかするのではないかと言われていた。 そんなアッシュにグェンダルの指導は殊更厳しかったように思う。 追い出したいのかと穿ったこともあったけれど、あれは恐らく、アッシュに逃げ出す気など微塵もないことをわかっていて、気骨を買ってのことだったのではないだろうか。 アッシュは早い段階から小隊を任され、この長くはない間にも一将として認められそれなりの裁量を与えられるまでになった。 帝国領との境に位置し、白銀の乙女と称される不落の要塞アリアンロッドを有するこの土地でそれがどれほどのことか、どれほどの信頼を勝ち得ていたのか、今更振り返ったところで意味はない。 口を噤み立ち尽くすアッシュを、グェンダルの鋭い視線が一瞥する。 まだ何か言うことがあるのか。 そういう視線だった。 これ以上はもう何も伝えることはない。 ローベ家を、帝国側に寝返ったこの家を、見限り離れる自分には、主家への忠義を具現したようなこの男に語る言葉などありはしないのだ。 それでも何かを口にしたくなるのは、瞼に焼き付くほどその背を見詰めた老騎士との別れが惜しいからに他ならなかった。 袂を分かてば、もう二度とは戻らない。 グェンダルは自陣で感じさせる人間味とは裏腹に、主命とあらばどれほど無益な戦にも臨む。 無意味な殺戮にさえ躊躇しない。 兵を導く姿と揺るぎない忠誠心はアッシュの目指す騎士のそれでいて、だからこそアッシュは常に己の信じる正しさの形を問われている気がしていた。 何を信じ、何のために武器を振るうのか。 忠誠とは何なのか。 きっと自分はグェンダルと同じ境地にたどり着くことが、それを良しとすることができない。 この先、長い時間を掛けて信念の在処を探すことになるだろう。 そしてその最中で、迷いのない背中を何度でも思い出すに違いなかった。 グェンダルは鉄の部品を作業台に置き、煩わしそうに息をつくと体をこちらに向けた。 傍らに立つアッシュの顔を見上げ、厳めしい顔に何の表情の色も足さずに告げる。 「次にまみえる時には命の取り合いだ」 当然の事実だった。 威圧する風ではなくとも、その言葉は胃の腑に重く圧し掛かる。 「ここにいる全員がお前を殺しに掛かり、お前もこのうちの幾人もを殺すだろう」 親しく言葉を交わした相手を、共に戦った相手を、この手に掛ける日が必ず来る。 斬り掛かられることよりも斬り付ける想像の方が恐ろしく、震えが走る背筋を伸ばす。 そんなことはもう何度も、何度も考えた。 それでも、自分は、覚悟を決めたのだ。 「王国のために戦いたい」 たとえここまで生かしてくれたあなたと、仲間達と敵対するのだとしても。 「王族も絶やされた国のために、我らを殺すか」 「殿下は存命であると考えます」 処刑されたと触れ回られたところで、刎ねた首を晒されないのであれば信じることはできなかった。 絶望を植え付け権力の移行を明らかにするに最も効果的なその首を、反発を避けるためだけに隠すというのは理解し難い。 ならばその首自体がないのだとは、誰でもが思い付くことだ。 「王国の、殿下の一矢となる道のほか、私には望む行く先はありません」 忠誠を誓う先はもう、この場所に来る前から決まっていた。 「忠義のためならば、……あなたの喉元に刃を突き付けることも厭いません」 く、と老将の喉を鳴らしたのは噛み殺された笑いだった。 微かに細められた目は笑みに似ていて、けれど別の感情をこらえているようでもあった。 「突き付けても意味はない。 掻き切ることができた者が勝者だ」 わかっています。 その言葉が一瞬喉に詰まった。 「わしは躊躇せんぞ」 「……わかっています」 吐き出した言葉の重さを補うように深く深く息を吸い込めば、嗅ぎ慣れた油の香りが肺を満たす。 このありきたりな香りが今日という日の記憶に挟む栞になるのだ。 あまりに容易く思い出されて嫌気が差す日もあるかもしれない。 繰り返し過ぎて磨り減ることを惜しく思う日も来るのかもしれない。 どちらであっても、もうこの場所には、この時間には戻らない。 後悔はしない。 顔を上げ部屋の中を見回す。 全員がアッシュを見ている、その表情は様々だ。 彼らの誰ひとりとして憎いわけではない。 今日まで生きられたのはひとりではなかったからだ。 助け、助けられて来た。 それでも、次に会う時にはこの場にいる全員が敵になる。 自身が信じるもののために命を賭け刃を交える。 苦しくないわけではない。 それでも、後悔はしない。 見渡した後の視線を目の前に戻す。 強い目の光を見詰め、胸を張った。 「今日まで、……ありがとうございました」 皆の耳に届くように声を出し、深く頭を下げた。 ふん、とまたグェンダルが鼻を鳴らす。 顔を上げると老将はもうこちらを見ていなかった。 最後にもう一度その場にいる皆の顔を見回し、背を向ける。 扉まではほんの数歩だ。 別れの扉を開くと隙間から橙色の光と夕暮れの乾いた風が滑り込んで来る。 「アッシュ」 名を呼ばれ振り返る。 最初のうちは「小僧」としか呼ばれなかった。 名前で呼ばれる頻度が上がる度に、認められているのだという気がして嬉しかった。 完全に「小僧」を封印させることができなかったのが心残りといえばそうかもしれないと、思う気持ちは既に懐かしさに似ている。 武骨な指が、手の中の金属を弄ぶように転がす。 磨かれた表面が鈍く反射する橙の光にふと視線を引き寄せられたアッシュは、その時の老騎士の表情を見てはいなかった。 「わしの死に場所を用意してみせろ」 その声は城塞都市の全兵を統べる将のものではないように思えた。 戦い傷付き疲弊し、なお武器を下ろすことのできない騎士の、甲冑の内側から漏れ聞こえた声とでも言えばいいのだろうか。 一個人の声で、けれど騎士以外の何者にもなり得ないその人の言葉を、アッシュは確かに聞いた。 受け入れる意味から目を逸らさずに、はい、と力を籠めて答える。 グェンダルは手の中の光を見たままこちらを向くことはない。 戦わねばならないのなら、その命が騎士としてしか終わることができないのなら、あなたが望むのなら。 ほんのわずか上がったその口の端に浮かんだのは、自嘲であり、初めて感じる対等な親しみのようでもあった。

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最新情報• お役立ち情報 初心者向け• 豆知識・小ネタ• その他• システム情報 育成関連• バトル関連• キャラクター• 黒鷲の学級• 青獅子の学級• 金鹿の学級• 灰狼の学級• その他• 初期兵種• 初級職• 中級職• 上級職• 最上級職• ストーリー攻略チャート• 第1部 白雲の章• 第2部 紅花の章• 第2部 銀雪の章• 第2部 蒼月の章• 第2部 翠風の章• 速さを活かした回避アタッカーも アッシュの得意な斧術を活かしたい場合は飛行を伸ばして「ドラゴンマスター」を目指すといいでしょう。 飛行の技能スキル「警戒姿勢」を習得すれば回避アタッカーとしても戦え、その機動力と個人スキルを活かして扉や宝開け要員としても機能してくれます。 そんなことはない、応援する 先生は、幽霊って見たことがありますか?いえ……ないなら、それでいいんですけど。 そんなことはない、お茶を飲む 小さい頃から弟たちの面倒を見てきたので、子供の相手は得意なんです。 笑う、感心する はあ……ここにいると落ち着きます。 気張らなくてもいいっていうか。 笑う、お茶を飲む ロナード様と過ごした数年間のことは……僕にとって、かけがえのない思い出です。 うなずく、落ち込む、応援する 足の速さにだけは自信があるんです。 これだけは、誰にも負ける気がしません。 感心する 数節に一度、弟たちから手紙が来るんです。 暮らしは厳しいけど元気でやってる、って。 笑う、応援する 先生と一緒にいると、時間が過ぎるのもあっという間ですね。 うなずく、照れる いろいろな出来事があったけれど、無駄なことは何もなかった。 そう思います。 あらかじめご了承ください。 ・公序良俗に反する投稿 ・スパムなど、記事内容と関係のない投稿 ・誰かになりすます行為 ・個人情報の投稿や、他者のプライバシーを侵害する投稿 ・一度削除された投稿を再び投稿すること ・外部サイトへの誘導や宣伝 ・アカウントの売買など金銭が絡む内容の投稿 ・各ゲームのネタバレを含む内容の投稿 ・その他、管理者が不適切と判断した投稿 コメントの削除につきましては下記フォームより申請をいただけますでしょうか。 ご了承ください。 また、過度な利用規約の違反や、弊社に損害の及ぶ内容の書き込みがあった場合は、法的措置をとらせていただく場合もございますので、あらかじめご理解くださいませ。 メールアドレスが公開されることはありません。 コメント 名前.

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【FE風花雪月】アッシュの兵種と5年後

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個人スキル:「生きるための知恵」:鍵がなくても扉・宝箱を開けられるようになる• 得意:斧術、弓術• 苦手:理学• 才能開花:槍術• スカウト条件:魅力、槍術 ・アッシュ 青獅子生の中で特に不遇なユニット。 力守備が今一つ・戦技微妙・魅力低めが主な欠点。 鬼神があればハンボレの火力はそれなりに高くなるが、弓兵としての性能も他生徒のほうが優秀なのが痛い。 それとガスパール騎士団。 主人公にとりあえず使っておくと世界が変わる。 技の値も高めなため、必殺発生にも期待しやすい。 ドラゴンマスターで育成すればそれなりの数値にはなるものの、超優秀とは言い難い。 しかし斧で戦う場合はドラゴン以外にろくな選択肢が無いので……仕方ないか? 魅力も伸び悩み、高難度で攻撃系計略を当てるのは一苦労です。 支援を重ねないと厳しい。 ……が、事前に鍵を持たせておけば済む話です。 煤闇の章では重宝するスキルですが、本編ならそこまで需要はないかと。 アッシュ育成 メイン武器 ・スナイパーで弓特化 ・ドラゴンで斧と弓併用 のどっちかです。 槍はほぼ使わないでしょう、ドラゴンマスターのために槍術Cにするくらい。 削り役を担うにしても、別のユニットを使えばいいわけで。 ドラゴンを経験させておくと、アッシュを副官で採用する際に便利(対象:イングリットなど)。 騎士団 <鍛えたい能力>• (回避) 飛行兵の場合は「警戒姿勢」を活用するので、それに併せて回避UP騎士団を。 飛行だとガラテア天馬隊が無難ですが、命中UP幅が乏しい。 弓兵の場合はハンターボレーの破壊力を上げるために物攻・命中・必殺。 こちらは選択肢が豊富です。 ルート別考察 ・蒼月 序盤では貴重な弓兵ユニット。 弓兵という点ではベルナデッタやイグナーツのほうが強いので、ベル等をスカウトしてしまうのがおすすめ。 アッシュはドラゴンで育成するか、副官に回すか。 ただ、スナイパーという兵種自体が強いので弓兵のまま育ててもOKです。 ルナティックではEP13追討戦があるので育成必須。 弓兵ならイグナーツやレオニー、飛行兵はイングリットやツィリル等を持ってきたほうが便利。 育成例 「ユニット性能でやや不遇だからこそ、スナイパーにした方がいい」というのも確か。 ハンターボレーを持っているだけで一定の活躍はできます。 副官枠と割り切ってしまえば育成は最低限でOKで、ルナティック終盤ではそういう選択肢もアリです。 せめて馬術か飛行のどちらかが得意技能だったら……と度々思う。

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